君たちはラッキーなのに、それを分かっていない


[雑文注意www連打w]

唐突に思い出したので、もう何年も前のことだけれど僕がアジアを放浪していた時の話をします。



ガンジス河とか、オールドデリーの喧騒を眺めながら恍惚とした面持ちで若い日本人旅行者が言うのです。

『インドには何でもある。日本の失ったものがある、ここは素晴らしい』と。



そして、それを見たインド人は不思議そうに僕に言うのです。

『日本に生まれた君たちはラッキーなのに、それを分かっていないのか?日本にいるだけで生活に困らないくらい金を稼げるし、テレビを見られる。乗りたければ自動車やバイクにも乗ることだってできるのに。』



僕は若い日本人旅行者に質問をします。

『そんなにインドが素晴らしいと思うのなら、ここに職を見つけて、ここに住んだら良いよ。』



若い日本人旅行者は言うのです。

『半年でビザが切れるので、そうしたら日本に戻って半年バイトをして、また来ます。』



どうやら彼は本能で自分がラッキーだって知ってるみたいでした。
やれやれ。