smashmedia 2009ダイジェスト


ブックオフオンラインの取締役にして、色々な企業のWebマーケ顧問をやっている人(で、合ってますよね?)河野さん。

その河野さんが、マーケティングやビジネスに関しての鋭い意見を書いたり、disったりwしているブログ smashmedia が超面白いので、その中から、ぼくが「これは読んどけ」って思ったのを勝手に年間ダイジェスト版にしているんですけどね。


忙しい人のためのsmashmedia(2007)

smashmedia 2008年マトメ読みセット


今年もやっちゃいます!


1年分読み返してピックアップしてくと、すごく時間かかるので今年はかなり早めに作業開始していて、クリスマス前後くらいにアップしようと思っていたのですが、まあ、なんてゆーか。もう大晦日だしwww

間に合わなくなるから昨日から徹夜で仕上げちまったよw
うう、大晦日に何をやってんだろう、僕は(と、去年も同じこと書いた)




さて、そんなことより、今年のsmashmediaですが、3つのキーワードにまとめられます。

「カンバセーショナル・マーケティング
「たい焼き」
Twitter

他にも湾岸ミッドナイトだとか、河野さんが塾長をやっている私塾mixbeatが2期目だとかあるのですが、概ね上記の3つだけ抑えておけばオッケー(何がオッケーなのかは不明)


とかもく、smashmediaの読者の方も、そうでない方も、フジイがセレクトしたsmashmedia2009ダイジェスト、年末年始の休みにでも読んでみてくださいな。
すごい読み応え間違いなしっす!


尚、今年も基本的には1月から時系列順ですが、「カンバセーショナル・マーケティング」と「Twitter」だけ時系列順ではなく、マトメ読みできるようにセット化しました。

「たい焼き」はエントリありすぎるから1点だけピックアップしましたw




河野さんの仕事へのスタンスが読み取れる、
ひとつ前にマーケティング戦争という書評エントリがあるんだけど、それと合わせて読むとよさげ。
このエントリを読んで、今さらマーケティング戦争を買おうかと思った僕がいますw



「お金というのは感謝の対価」に共感。いつも僕も社内で同じこと言ってますです。
あ、コメント欄もちゃんと読むべし。



このエントリ好きだなあ。
この手のことはトレードっていうか程度問題的なところもあるから、一概には語れないけれど、この姿勢を持てる人って少ないよね。



このエントリ痺れる。
何度みても『ユーザーの意見を取り入れて商売がうまくいく(ヒット商品が生まれる)などということはまずない。なぜなら消費者が具体的にイメージし切れていない曖昧なニーズを具現化してあげるのがマーケティングであり、製品開発だから。』が至言すぎるわ。
元ネタになった はせれいさんのブログのコメント欄も結構おもろい。


河野さんは顧客との対話を大事にする姿勢なわけだけれど、それ一辺倒じゃなく広範囲(正確に言うとロングスパンで)マーケティングを考えているんだよね。
『アウトレットとかリユースとかシェアとかが当たり前になりすぎると、新品を作る市場(一時流通)が縮小してしまうので、中長期的に見れば二次流通もダメになる。』
ブックオフオンラインの取締役である河野さんが、この視野でお仕事をされているのは、かなりアツイ。
で、結局のところタモリ価格ってのは何なんですかね?



マクドナルドのサクラバーガーの件。
『商売だから100%清廉潔白とは言わないけど、マーケターにだって矜持はあるし、もう少し志の高い仕事だから。それを侮辱された気がしたんだよなあ。』ってところが好き。理解されにくいだろうけどもw
このエントリは、このへんがクチコミマーケティングの実情というエントリのコメント欄も合わせて読むこと。



僕は、河野さんの10年史(自己紹介プレゼン)Decadeを見てファンになっちゃったわけだけど、それを他の人も作ってみましたってエントリ。
どれも読み応えあるよ。人の歴史って面白いよね(←お前は作らないのかよw)


わ。このエントリすごいわ。
引用元はもちろん、コメント・トラバも含めて波及先まで含めて必読!
このエントリの後で書いているCam with me? と、makitanio.comの反応エントリも合わせて読もう。



河野語録。
迷える20代社会人とか読むといいよ。コメント欄も面白いよ。



タイトルは書評っぽいけど、このエントリは書評じゃない!!
『本当のマーケティングは商品やサービス(時には企業)のすべてを統治することになる』
広告や販促といった枠を超えて、本質的なマーケティングが必要という話。
僕はそれを「商売」と呼んでいて、河野さんとそういうやりとりをするんだけども、それについては↓の「カンバセーショナル・マーケティング」シリーズを読破してくださいw





--------------『カンバセーショナル・マーケティング』マトメ読みセット--------------

カンバセーショナル・マーケティングとかカイタッチ・プロジェクトとか。
smashmediaで2009年上半期、一番盛り上がった話題じゃないかな。
YOU、まとめて読んじゃいなYO!(←古いかな、、)



下記2点は僕の書いたエントリw

今更だけどブログでのカスタマー・コミュニケーションについて語っておくか。

それは「販促」か「商売」か。

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『日本という市場を考えた場合、圧倒的に地方(田舎)のほうが多いわけで、特に消費財なんかをマーケティングする際は、彼らに買ってもらえるように考えないといけない。』
地味に河野さんらしさを醸し出しているエントリ。
河野さんって、こういう感覚を持ち続けてるところが凄いよなあ。東京的感覚に飲み込まれちゃう人が多いのに。



河野さんの仕事とか考え方。評論家ではなく実務家だって話。



Googleが自社のプロモーションにペイパーポスト使ってた問題についての河野さん的見解。
「ぼくはこの程度のことでGoogleは謝らないと思ってたのでちょっとびっくりしました。」



この後も河野さんが結構な頻度で使っている『雛鳥体質』って言葉を生んだエントリ。
僕も社内でたまに雛鳥体質って言葉を使わせていただいておりますw



痛快な河野節。コメント欄も読むといいよ!
下記の2点も合わせて読むといいかも。
2009年の河野さん、たい焼き食べすぎですよ!!!!
あ、ところで日本一たい焼きっていうのがあるみたいですよ。(僕は食べたことないですけど)



ここらへんあたりから、河野さんが本格的にTwitterについて考え始めている感じ。
(多分、その前から考えているんだろうけど、具体的な表現として出てきたのは、このエントリあたりから)


河野さんの本「そんなんじゃクチコミしないよ」に付箋を貼りまくる謎の読書会。
逆サイン本ってイイですね!流行ればいいのに。


これイイ(・∀・)
企業ブログとかメルマガを書く人(いや、書かせる立場の人か)は要チェックですね。
その後、クリエイティブコモンズになったらしい



満点のサポート< /div>何かこのエントリ好きなんですよね。
河野さんが大事にしているものがよくわかります。



コメント欄で僕が大活躍だからここに記すwww



コメント欄が面白いw
ちょっとノイズも多いけど、はてブのコメントも面白いよ



箸休め的にピックアップw
その後、最近はtwitterならぬtuitterが出てきて、アルファブロガーの人がmovatuitterを使ってましたねw


ソーシャルメディアについての講演資料っていうか、まだこの時点では河野さんの中でも整理中みたいな感じがして面白い。
この後、秋くらいのエントリになると考えがまとまってきている感じがする。



タイトルが答え的な感じだけど、河野さんご自分の発言やブログエントリについての考え方。
この考え方って好きなんだよなあ、きっと受け入れられにくいけどw



正直、他のエントリにも同様の論旨のことは書かれているんだけれど、僕的にはこのエントリが一番好きだな。
"「消費者を欺くかどうか」が問われている"って言葉が全てだと思うけど。







----------------------------『Twitter』マトメ読みセット---------------------------

ここからへんのエントリ超面白いよ。
上記3本は、河野さんの中でTwitterマーケティング(コミュニケーション)ツールにしていく過渡期。なんかカオスな感じ。
このあたりのエントリと秋冬のエントリを見比べると、河野さんの考えが変化しているところも見てとれて、ヲッチャーとしては興味深いところ。

んで、

このエントリあたりから、考えがまとまってきている感じ。

これは「多数と少数」じゃなく「数と質」の話なんだけど、意識的に考えていないと「数を求めてしまう」ってのは非常に、強く、物凄く納得。
度々smashmediaには「コミュニケーションの量か質か」みたいな話が出てくるんだけど、僕はそれがとても好きなのです。

このエントリあたりで、顧客との関係性についての河野さんの考え方とTwitter利用について合致した感じ。ガシーン。

"従来のパッシブサポートに対して、アクティブサポートとでも言うべきあり方はソーシャルメディア時代では当然行なわれるべき話"
これ、いいっすね!僕もカスタマーサービス部門を管理してるもんで非常にグッときますね。

これ外野だとわかりにくいから斜めな感想もった人もいるみたいだけれど、ブックオフオンラインの人たちと障害に直面したお客様にとっては、(Twitterで繋がったことが)凄いことだと思うよ。

これもTwitterの企業利用について。っていうよりも顧客対応について、か。
Twitterの空気がどうとかじゃなくて、単純にTPOをわきまえればいいんじゃねって話ですよね。

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これ、本当にそうだと思う。
僕も今度、会議で「戦略レベルの敗退を戦術レベルの勝利で挽回することはほぼ不可能」って言おうっとw


ステルスマーケティングの話なんだけど、リーガル・モラル・プライドのどれを語っているのか考えようってエントリ。



"遠くから石を投げてくる人じゃなくて、たとえ殴り合いでも目の前まで来てくれる人たちとちゃんと向き合っていくべきだよって話ですね。"
最高に同意です。



コメント欄アツイ


"タモ理論"</div

河野さんのバランス感覚がひっそりと書かれた良エントリだと思いまふ。



何気ないエントリだけど、行間から想いが伝わってきますな
(そんな風に感じるのは死ぬほどsmashmedia読みまくってる僕くらいかしれませんがw)


講演資料・アンケート結果など



河野さんの自分史10+3年。僕はDecadeで河野さんのファンになったんだよね。
自分のも作ろうかなあ


ECサイトをただの自動販売機にしたくない」は、ECに関っている僕としても同意。
ちなみに送料関係のリコメンドは僕が関ってるECに実装しますけど、効果あると思います。UIキレイにすんの大変だけど。



そうですよね。「決めてあげない厳しさ」もセットでもって、バランス良くやりたいものです。


河野さん曰く「今年読んだ中で最高の本。」
このエントリの下書きしながらAmazonで注文。そういや同じながれで去年はグランズウェル買ったんだったな。。。


ぜひまた本出してください!



やっとピックアップ終わったーーーーーー


実際は、ここに書いた1.5倍くらいピックアップしてから削ってるんだけど、「ウケそうなエントリ」ではなく「僕がグッときた」が選定基準なので『なんでこのエントリが入っとらんの』みたいなクレームは一切受け付けませんw



ここまで読んでくださった方&河野さん、ありがとう&良いお年を!!