人件費を原価に含めて考えるって、慣れてないとムリ


また高いとか安いとか、Web屋さんは相場の話が好きですね。 

僕も大好きですけどね!


  ↓ これが数日前に話題になったやつ。


  ネットショップ開業ってそんなにお金かかるんですか?(発言小町)

インターネット利用料?というのか、お店を運営するためのサービスに月々かかるのは仕方ないとして、お店のデザインだのなんだのって、20万円ほどかかったというのです。 そんなにかかるものなのですか?

これに対して、プロの皆さんから自分でやってみれば分かるとか、そういうコメントがついてますね。


数年前に比べるとWeb屋さんの「客はわかってねえ」的な発言が目に見えて減っているので、僕は嬉しいですよ(←何様だw)



改めて思うのは人件費を原価に含めて考えるのって、慣れてないとムリだよなあってこと。

製造原価のうち労務費の割合が高い御商売をされている方は、ぜひとも、「見積りを渡す相手は、材料費的な原価は理解できるけど、労務費を加えた製造原価として考えるのが苦手(だから、ちゃんとそこを理解してもらう必要がある)」って前提で、見積りやら要件定義やらに臨んでいただきたいと心から願うものでありますです。


一般的には小売業の場合、商品代金の中に人件費は含めないで、粗利の中から販売管理費を捻出する考え方だったりするわけです。
(あくまで「考え方」なんだけど、商品の原価には人件費は含まない考え方ってことね)

この感覚の違いは大きいと思うですよね。

わかってる人からすれば、どっちも同じじゃんって思えることでも、見積りを受け取る相手がその考え方に慣れてる人でないと「ホームページ」とか「ネットショップ」という材料費があまりかからないものを数十万円で売られてると勘違いしちゃうんですよね。


ま、この発言小町で話題になったトピ主さんの場合は、旦那さんが御商売の感覚をちゃんと持っているか、受託側の方がちゃんと御説明をされたんではないかと思うんですけどね(なんとなく文章から察するに、その二人の間ではちゃんと金額も内容も折り合いがついてるっぽいので)





追記:
コンサルティング費が払える人って、すごいオトナだなーだと思う今日この頃です(謎)
あと営業コストとか、そういうのにも気づかいできるオトナになりたいものですね。

追記2:
最初、えふしんさんの この記事 に言及して書いてたんだけど、あんまり関係ない内容になったので引用から消したんですよね。
ここらへんの話に興味ある方は、えふしんさんの記事もぜひ。