当ブログでも度々でてくる「ワールドカフェ」っていう会議手法があります。
おおざっぱに説明すると『堅い会議よりも喫煙スペースでタバコを吸っている時とか、休憩室で雑談してる時のが色々活発じゃね?』という考えのもとに、「カフェ的空間」を意図的に作り出す会議手法。
「ワールドカフェ」という会議手法。
要は雑談形式の会議です。
んで、たまたまTwitterで、OKWaveの中のひと(@okwave)が、こんなツイートをしているのを見かけまして。
実はOKWave社内では、毎週の朝会でワールドカフェを行ってたりします。社内の問題や今後の課題を、みんなでワイワイ話しあうというものです。
週1回、定例でワールドカフェをやっているとのこと。
そこで、どんな風にやっているのか聞いてみたよ。
(以下のツイートは読みやすくするために若干の修正を加えています)
もし宜しければ、何ラウンドやるかと所要時間を教えて頂けませんか?
RT @okwave 社員全員が一つのテーマについて考えるので、一体感が強まる気がします。
@fujii_yuji 一回でテーマは一つだけ、時間は三分でやっています。なので複数回に分けて行う場合は、週を跨ぐ事になりますね。
@fujii_yuji 1グループだいたい5~6人でやっています。また発言は、各人ポイントに絞って要点のみを挙げ、それをみな肯定的に受け止めつつ議論を進める形式なので、基本的に全員発言する機会は持てています。
1ラウンドのみで5~6人も話せるものなのか・・・。
全員で3分なのか再確認してみたら、5~6人全員で3分だそうです。
@fujii_yuji 全員で3分です。あんまり一人が長く話しすぎないのがポイントです。
ずいぶん短時間だなあって思ってたけど、よくよく考えてみれば、これワールドカフェの特性を活かして、よく設計されている。
感心するよ。
■週1回定例
■1回につき、5~6人のグループで3分
■トピックは社内の問題点や今後の課題など
(その都度ちがうっぽくて、次の週への持ち越しもあり)
これによって、非ルーチンワークの問題があぶりだされる。
日々の業務に追われていると、非ルーチンワークの問題点を会話する場は、喫煙所とか仲の良い社員同士の愚痴の中でしか表面化しなくなったり、完全に蛸壺化して会話としては出てこなくなったりなってしまう。
こういう、薄ボンヤリとした全体的な問題点って、組織全体には、すごく大事なことなんだけど、個々人の業務(作業)としては、影響度が低かったりするから、こういった課題を捉えるっていうのは組織にとって物凄く難しいことなんだよね。
ストレスなく非ルーチンワークの問題点や、未来に向けての課題を話す場がある会社って、そうそうないし、あっても一部の「その手の話しが好きなひと」だけが話す場になってしまう。
で、このワールドカフェ設計が秀逸なのは、週1回の定例で、5~6人で3分しかないってこと。
ひとり30秒程度しかないから、思ったことをササッと話す程度になると思うんだけど、だがそれがいい。
全員ちょっとづつ、会社の抱える問題点や長期的な課題に触れる機会があるというのが良い。
自分の業務遂行には(すぐには)影響度が低いようなトピックだから、組織全体が解決すべき問題をちゃんと個々が考える機会になる。
定例だから、リマインド効果もあるし、重たいトピックでもワールドカフェだから雑談のようにリラックスして語れそう。
これが、フォーマルな会議だと、ちゃんとしたこと言わなきゃいけない感じになって恥ずかしさとかストレスとか感じて「なんでこんなことしなきゃいけないの」的な空気になりやすしいし、みんな思うところがあるのに下を向いて黙って過ごすような蛸壺化状態になってしまいがち。
だけど、3分くらいの雑談形式なら、ストレスも少なく思いトピックに触れることができるはずだ。
ワールドカフェは特性的に、具体的な解決策をゴールにしなくてはならないトピックよりも、喫緊の課題ではないもので「皆が触れておくべき、考えるべきトピック」を扱う方が向いてるからね。
定例になっていることで蛸壺化が防止されて、オープンなコミュニケーションを促進することに繋がれば、そのトピックを具体的に解決すべき方向に話が進んだり、具体的に解決すべき局面になったときも素早く動けるというもの(ここ重要)
理想を言えば、本質的な課題でも日常会話のなかで解決できるような組織文化になるかもしれない。
これはいい、これはいいよ。
目の前の作業に関るトピックしか会話できなくなっている組織の方、組織全体のアイスブレイクとしてのワールドカフェ、採用してみたら如何っすか?


