別部署の人から「頭の良い若手が上司をバカにしていてチームとして機能していない」という相談を受けたのをキッカケに、前々から考えていることを書きます。
上司が部下の発案や仕事を論破し過ぎて、「あの人には何を言っても論破されるから言うのに疲れた」になってしまった状態は、今昔問わずよく見かける光景ですがw
割と最近、よく見かけるなあって思ってるのは、若手社員に上司がやっつけられている光景。
こんなことを言うとオッサンみたいだけどw昔と比べると、若手社員に論理的に物を考えられる人が増えているのと、年功序列&職位序列が機能していないからだと思うわけですが、まあ原因はどーでもよいです。
30~50代の上司を「やっつけている」20代若手社員を見ていると思うのですが、その行動は会社のためになっているのでしょうかね?
(もちろん経験ある人よりも論理的・合理的な提案ができることは素晴らしい能力だと思いますよ)
やっつけられちゃう上司もアレwなんですが、やっつけて悦に入っているのは、時として(もう一度書くけど、時として)敵を倒さず仲間を殴っている行為になってしまうのです。
こういうこと言うとベテラン・若手に関わらず、やっつけるタイプの人は、「言わなきゃ変わらん」とか「相手が間違ってて、こっちが正しいことを言ってる」とかツマらんことを言い出したりすることが多い。
お前はアレか、ファイナルファンタジー2か。※
※ FF2はダメージを負った分、HP最大値が成長するシステムのため、味方を殴って育てるのが定石。
殴られて物事が良くなるのはFF2とサイヤ人だけって学校で教わらなかったのか。あ、教わりませんか、そうですか。
折角、そこまで頭が回るんだから、相手を論破して自分が気持ちよくなってるだけに止まらず、チーム全体の利益を追求すべきでしょう。独りよがりは嫌われるぜい☆
(「論破して気持ちよくなってるだけ」って指摘に対して、「なんでバカな提案しかできない奴らのために俺が頑張らなきゃいけないんだ」ってキレる人もいるけど「バカっていうやつが一番バカだよねクスクス」って言われちゃうよw)
この問題は、若手が「なぜ、こんな人が責任ある仕事をしているのか?」と疑問を抱いてしまうところから発している、とぼくは考えます。
上司は自分よりできる人であるべきという幻想を抱いているのだ。
幻想に怒りを感じるなんて、若者ってかわいいね><
上司も人間で必ずしも君より何でもできるわけじゃないし、(場合によっては)できる人だから上司になったわけじゃないという真実を伝えてあげればいいんじゃないかな。いやマジで。
やっつけられている上司が自分のできていない点・苦手なことを認めて「ここの点は俺より君の方ができるから、君に相談させてほしい」って適切にコミュニケーションをとればいいんだと思う。有能な部下は有効活用&友好活用しませう。