ECサイトのメディア事業戦略とかCGMとか


smashmediaの河野さんが、「ECサイトのメディア事業戦略の資料を作った 」というエントリで面白い資料を公開されている。

(10日前のエントリについて言及するのは、どうも時代に遅れている感があるけど、まあ、いいよね)


その後のエントリで河野さんご自身も書かれているんだけど、河野さんは以前から企業サイトのメディア化 (によってリスティングやアフィリエイトから広告費を再分配すること )について色々な取り組みをされている。

ECも担当している僕としては興味深い話題だったり。



河野さんは今回の資料でAMAZONSNSなんかも「自社運営」の例で取り上げられているけれど、河野さんの言う「メディア化」っていうのは、CGMよりも編集の入った専門メディアを指しているような気がします。
どっかで、そんなことも書かれていた気も。

CGMよりもメディアの方が、ブランディングとかいうアレの役に立ちそうだし、ECとの連携も設計しやすい気がします。

ネックは、メディア作るのって思ったより大変だってことですかね。コストとか。
サイト製作のほかに、コンテンツ制作費用がかかるので。ライターさんとか編集者とか、カメラマンとか。



・・・とか、思っていたらオイシックスの偉い人のブログのコメント欄で、河野さんがこんなことを書いていましたよ。


コストについてはリスティング広告アフィリエイトに1千万以上払ってる企業なら検討する価値があると思いますが、それ以下の場合はリスティング広告の最適化で十分だとも思っています。


ふむぅ。。。
1千万の広告予算は年次なんだと思うけど、それ以下の予算でもやりようはないものかなあ。

ローコストにメディア運営をする方法がなければ、CGMにせざるを得ないのかなあ・・・・・・でも、漫画ニュースとか見てるとアイディア次第で、ローコストに面白いメディアを運営することもできそうな気がしなくもなく。



しっかし、周りを見渡すと日記を書いてもらうようなmixiライクなCGM機能を搭載しているECサイト増えたなー
時代の流れもあるのかもしれないけど、ちゃんと編集が入ったメディアを作れないから「ユーザーにコンテンツ作ってもらえばいいよ」って簡単に考えている感じがします。

別にユーザーにコンテンツ作りしてもらうのは悪いことじゃないんだけど、コンテンツを作るどころかコミュニティを作り上げることができずに、それでいて、撤退するわけにもいかなくなっている感じのサイトも多い気が。

確かに上手くいけば、編集を入れなくてもコンテンツができあがっていくので楽に見えるかもしれないけど、実際はそんな簡単なものじゃないし、そもそも、それはブランディングだとかECの売上げに繋がっているのかと。それがなければ、意味はないわけで。

コンテンツが増えてバックリンクになるからSEO的におk とかいう話じゃないと思うんだけど。

mixiよりもAMAZONみたいに買い物と直接的に繋がっている仕組みにすれば良いのにね。