位置情報とか無関係な僕がジオロケーション・カンファレンスに行ってみた


そのうち位置報関連のサービスもやってみたいなーっと、ふわふわしたこと考えながら検索してたら「ジオロケーション・カンファレンス」というのを見つけて、ちょっと参加してきてみたのでメモ的に残しておきます。

ジオロケーションカンファレンス

Yahoo! JAPANOpenStreetMapへ地図資産を提供

OpenStreetMapってのはフリーで(実際はOpen Database License)で利用できる世界地図を作るための共同作業プロジェクトで、今回のYahoo! JAPANからのデータ無償提供の他に、Bingの航空写真とかも提供を受けて、頑張って地図を作ってるみたい。

見てみるとわかるけど、正直なところ今はまだ日本の地図はサービスに使用できるレベルではないから、「みんなで頑張って作っていきましょう」的な感じっぽいですね、はい。




Yahoo!ロコ4月にサービスインしますよと。

GoogleプレイスっぽいのをやるみたいですYahoo! JAPAN
既存サービスの地図・グルメ・クーポンあたりを全部入りにして、ローカル情報を提供するもの。

店舗ページ(プレイスページ)をユーザがフォロー(キープって言うらしい)できるとかソーシャルメディアっぽい感じにしてるみたい。Yahooロコに登録していない店でもユーザがプレイス登録してキープできるみたいなんだけど(エゴサーチとかで店の人がキープされていることに気づけば)そこから参加店舗を増やしていく考えっぽい。

僕が、Googleプレイスと違うなあと感じたのは、登録された店舗ページ(プレイスページ)のテンプレートが複数あるというところ。良い意味で日本的サービスというか、Googleはやらなそうなので、差別化になるかもしれませんね。
(有料プランがあるというのが悪い意味でまた気になるけど・・・)

店舗とか運営している身としては、GoogleやらYahoo!やら、あっちこっちのデータを更新する手間を考えると頭が痛い(小さいお店とか、あっちこっち情報メンテなんかできないでしょう)から、クロールして情報抜いてページ生成しておいてくれよって感じなんですけども。




■YOLPちょっとイイかもと思った。

YOLPってのはYahoo! Open Local Platformのことで、まあGoogle Maps APIみたいなものっぽいです。
ただのAPIじゃなく地図+検索+ストレージが繋がったPlatformなんです的な説明があったけど、この点は僕にはよくわかりませんでした><

Yahoo! Open Local Platform(略称:YOLP)は、インターネット上における地域・生活圏情報の流通を目的としています。このため、YOLP Data Format(略称:YDF)という地域情報のための標準データフォーマットを定義しました。

これまた日本的というか、日本のWebサイトで使いそうな機能が多いのが良いなーっと思いました。


・検索語のゆらぎを吸収する名寄せAPI
 (超頑張ってるって感じだった。塩釜・塩竃塩竈どれでもOKとか)

・ヒートマップ・夜モード・路線など22種類の地図は元データ1種類からオンデマンド生成

・これまたオンデマンドレンダリングで13875色→83色へ減色など

ラーメンだったら人気、コンビニだったら距離でソートとかすげえw

地下街図がある(全国の代表的な地下街の)

・店舗Webページとかに使えそうな略地図を公開予定
 (これ、見やすくて良かったです)

・当然のようにチェックインAPIを公開予定w
 (まあ、作るよなw)

AR SDK公開予定!!!
 (セカイカメラもどきwが作れるSDK。これあればAR道案内とかできるね)

・レストランと駐車場の営業時間を串刺し検索できるのが強み、と。



たまたま僕のツイートを見ていたsmshmedia河野さんとツイッターでYOLPについて会話したんだけど、実際にサービスに使おうとするにはランドマークのデータ(YOLPだとカセットっていうのかな)が少なくて、データとして返ってくるのは電話帳データばかりになってしまうっぽい。Yahoo!JAPANの人が説明していた感じみたいには「すぐ使える」ってものでもないのかもしれない。
僕自身は、使ってないからわかんないんだけども。

ここからへんはYahoo!ロコのプレイスページ用として入力された情報が使えるようになればいいんだろうけど、どうなんでしょうね。




Google Fusion Tablesで地図いじれる・・・けど・・・

スプレッドシート(EXCELとか)から、APIを叩くように地図をいじれますよって話。
GoogleのManoMarksさんが「世界のほとんどのデータはスプレッドシートにある」と言ってて、それには納得。

エンジニアにとってAPIは簡単だけど、エンジニアでない人のためにスプレッドシートから扱えるようにした・・・って話だけど、説明を聞いた感想は「いやこれ、むしろ難しいしwww」って感じ。僕個人の感想だけれど、決して簡単に地図を扱える感じはしなかったなあ、、、
だって「Fusion TablesはSQLライクなクエリができる」とか言ってんだもんw

良くも悪くもGoogleっぽいなあ。僕は使わないけどw





■後半は割愛させていただきますw

後半は主にOpenStreetMapについてが多かった(というか、このエントリが長くなりそうなので割愛w)

このエントリの冒頭にも書いたけど、まだ使えるレベルじゃないなー(何に使うかによるけど)といった感じだけれど、これからのプロジェクトだから、まあそれは当然で、どんどんデータ提供とか受けて正確な地図になってほしいなあっと思いましたまる





GPS情報の使いどころ。

GPSって屋内情報とれなくてサービス提供側としてはアレだよね的な話に対して、OpenStreetMapのハリケーン・コーストさんが「なんで屋内で使う必要があるのかよくわかんない」的なことを言っていたのが印象的。

んで、Koozyt東京国立博物館で使ってる展示物の説明システム的なものはプレイスエンジン( 無線LANの電波を使って位置特定するやつ)を使ってますって話があって、屋外はGPSを使ったハイブリッドにしようとしたけど、最終的にはユーザーの手動操作にしたらしい。

なんていうか、必要性なければGPS位置情報つかわなくていいってことだよなあ・・・と、改めて納得。
屋内の店舗サービスとかはNFC(非接触通信。FeliCaとか)のが良いしね(あ、でも端末を用意してなくてもいい手軽さを利用したサービスとかはあってもいいのかも)




ま、そんな感じのジオカンファレンスでした。
(今回はメモ的なエントリなのでオチはありませんw)