鋼のハートだけじゃダメなんだぜ。



今日は、ちょいと[雑文注意]なことをダラダラと書きます。


僕が(本業とは別に)企画とかホンのちょっと関らせていただいている某社の社長が、感情を表に出さないこと、家族にも誰にも苦しそうな面を絶対に見せないことを大事にしていると言っていた。

実は、その「鋼のハートを持て」みたいなのに違和感を感じている。

個人的に考え方は嫌いじゃないし、最終的には「ひとりになっても戦うぜ」みたいな気概は絶対に必要。
それは間違いない。

僕自身もタフであることを大事にしてきたところもあるんだけれど、でも最近は「タフであるだけではダメだ」と思うようになったんだよね。


あ、その社長がどーのーこーのって話じゃなく、割とそういうリーダーって多いよなーって話です。
いや、過去の自分もそうだったんだけどさ。


鋼のハートであることは本当に自分ひとりになったときの最終兵器なんだし、それを前面に押し出して感情を殺せ・・・って強迫観念みたいに思うんじゃなくて、社員をパートナーとして信じちゃっていいんじゃないかな。

それは、とても勇気のいることだし、人を巻き込むのは怖いことかもしれないけれど。
自分ひとりではできないことを成せるようになると思うんだよね。


まあ、そういうタイプのリーダーは『鋼のハートと信じる心は両立してるよ』って言いそうだけど(過去、自分もそう言っていた)、感情を殺したりしているうちは、両立しているとは言い難いんじゃないかなあ。。。

困ったところを見せないようにして、感情を押し殺した『鋼のハート』で勝負するよりも、 『助けて』って言えば助けてくれる社員がいるチームを作ることの方がきっと簡単だし、効果も出やすいし、社員も幸せな気がするよ。
まあ、僕が勝手にそう思ってるだけかもしれないけど、多分そうなんだと思うよ。



(経営者の苦悩っていうのは、僕には計り知れないのかもしれないけどね。社内ベンチャーも持っているので、普通のサラリーマンよりは理解しているつもりなんだけれども)