各地の運送業者で遅配が起きるくらい混乱しているみたいですね。
お歳暮やらふるさと納税返礼品、クリスマスの影響とのことですが、物流関連はそろそろ金額的にもサービス内容的にも限界かなーなんて思うことが増えてきている年末です。
さて、それはさておき。
今日は久しぶりに検索エンジンのお話。
なお、僕の個人的な興味感心に基いて書いているので、有益な情報や学べることはなにひとつありません。更に言えば、面白いネタですらないw
読み進める場合は、その点を覚悟の上でお読みください。
運送会社が発行するお問い合わせ番号。
通称「送り状番号」からの問い合わせはいちいち運送会社のサイトを開くよりもGoogle検索した方が早いのご存知でしょうか。
例えばこんな感じだったり。
https://www.google.co.jp/webhp?rct=j#q=%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88+1801-0188-6532
佐川急便、ヤマト運輸の他に日本郵便やFedExも対応。
一部の運送会社は問い合わせ結果のURLが一意なんで、共有したいときは「お問い合わせ番号と問い合わせフォームのURL」を送って、相手に番号をコピペしてもらう必要があるのですがGoogleの検索結果URLならそのまま共有できるのです。
運送会社のWebサイトを開かずともブラウザから問い合わせが可能なのもいいですよね。
ところで、今日気がついたんですけど実在する送り状番号 1801-0188-6532 だと普通に検索できる。
https://www.google.co.jp/search?q=%E4%BD%90%E5%B7%9D%201801-0188-6532&rct=j
この数字をズラして1801-0188-6535とかにすると検索できなくて「佐川 1801-0188-6535 に一致する情報は見つかりませんでした。」になることに気が付きました。
https://www.google.co.jp/webhp?rct=j#q=%E4%BD%90%E5%B7%9D+1801-0188-6535
うわー、実在している送り状番号でなければヒットしないってことなのか?
これどうやって実現しているのか気になる・・・!
(普通なりますよね?ならない?おかしいなあ…)
発送されていない(実在だけど未登録)の番号でも検索できるのだから、各社のAPIにリアルタイム問い合わせをしているわけではなさそう。発行済みの送り状のマスタでも持っているのか?
勘だけど…こういうやつはチェックデジットくさい…
送り状番号の発行ロジックを知らないんだけど、チェックデジット入れてるような気がしました。バーコードなんかでも使われている数列の誤りを検出したり偽造を防止するために用いられるものです。
そこで軽く調べてみたところ、最後の1桁は7DRチェック形式/mod-7(7で割った剰余)でチェックデジットになっているということが分かりました。
存在するわけがない送り状番号9999-9999-999だとしたら、
99999999999÷7=14285714285 と余りは「4」です。
[佐川 9999-9999-9994]の検索してみると…
https://www.google.co.jp/webhp?rct=j#q=%E4%BD%90%E5%B7%9D+9999-9999-9994
おお、ちゃんと検索できた。
実在かどうかではなく、チェックデジットを計算して「一致する情報は見つかりませんでした。」を出しているんですね。
理解できてスッキリ!!
…………うん、こういうの調べたところで誰も得しないのは分かってる。
分かってるんだけど、考えたり調べたりするの好きなんだから仕方ないのですよ。