smashmediaの河野さんが立ち上げた「対談ブログ」 talking.jp がヤバいっす。
必見。必読。
まず、最初に公開された「カイタッチ・プロジェクトの舞台裏」がすげー面白い。
企業のWebサイトを3人で(経営企画室として他の業務をやりながら)運営しているってところとか、色々と僕の仕事内容に似ているところとか、カイタッチ・プロジェクトについては、色々と思うところとかあるので、フジイ的には、また別のエントリで語りたいと思ってます。
んで、smashmediaの方に「talking.jpの作り方」っていう舞台裏的なエントリがあがってるんだけど、編集について拘っているところとか、他のWebサイトとかメディアとかにも通ずるものがあるので、勉強になるなあと思いました。
特にここ。ここにシビレた。
ビビビっと。
あと全文掲載にはけっこう強くこだわりました。出版社が作るネットメディアって「切る」ことを「編集」だと思ってる節があって、1時間話しても20 分程度の内容しか掲載されてないことが多いけど、ネットのように誌面の制約がない媒体においては、そういうのって無意味だと思う。そのへんの感覚がいつまで経っても「インターネット的」じゃないから出版社はどんどんダメになってるんじゃないかな。
ぼくは、仕事でインタビューされることとかあるんだけど(最近へったな、さみしいかも)僕の意図した通りに掲載してもらったことって、ほとんどない。
特に酷いのが、テレビの取材だった。
まさに河野さんのエントリに書かれているまんまの状況なんだけど、某キー局のニュース番組にインタビューされたときに、前後の発言を切って、インパクトのある言葉だけ放送された時に「えー、それって印象操作だよ、そんなつもり言ったんじゃないのに」って、超ガッカリしたことがある。
インタビュー相手に対しては誠実である必要ってなくね?って作り手が思っているから、そういうことになるんだと思うんだけど、河野さんは、そこらへんを読み手だけじゃなく、対談相手にも誠実だなあっと思ったのです。
もちろん、それは読者や視聴者に誠実ってことに繋がるんだけど。
インタビュー相手に対して誠実なのが読者や視聴者に誠実に繋がるってことを理解してないメディアの人が多いんではないかと思いました。
いや、理解している人もいて、時間とか文字数とかスペースとか、いろいろ苦労はあるから上手くいかないんだろうけどさ。
河野さんの書かれているように、せめてWebのメディアは制約少ないんだから、やり方かえなきゃっていうのは正しいと思います。すごく。