解析しないと!に行ってきた。


・・・って言ってももう何日も過ぎ去っているのですが。

あんけいさん(@ank)さんが主宰している勉強会「解析しないと!」に行ってきました。

当日の様子はTogetterでもまとめられているようですし、USTのアーカイブもありますです。





3部構成で面白い内容だったんだけど、僕に刺さった部分だけピックアップして書きだしてあります。なので、このエントリは僕が内容を忘れないためのメモみたいなものです、こんなの公開してすんません。



以下、引用形式で書いていますが、3名のスピーカーの方からこの通りの発言があったわけではなく、僕が適当に脳内変換しながらとったメモから起しているので、僕の受け取り方が間違っている場合もありますので、その点はご容赦を。





この日のお題は「セグメント」つまりアクセス解析をする時にセグメント分けをしていきましょうって話。


行動と属性でセグメントをわける。
行動は入口でわけるって話にうなづく。
サイト認知がないとブランドと関係ないワードで流入があって、サイト認知があればブランド名で流入、とくにトップページから入ってくる・・・っと。なるほどねぃ

消費者行動論でいう関与を見る。
検討しているのか、もう購入したいと思っているのかなどのフェーズがあるので、そこでセグメント分け。来訪回数や購入回数など。


属性は会員か非会員かなどのように、属性の成長というものも考える。

デモグラフィック(人口統計)
ジオグラフィック(地域)
サイコグラフィック(心理)
性別・年齢などのデモグラフィック、地域属性、価値観や趣味などの心理属性などの切り口でセグメントする。




ペルソナは仮説でしかないからアップデートしていく。
戦略的重要セグメントがコンバージョンできてないければ、仮説ははずれていたということかもしれないしね。



セグメントできていない状態であれば踏み絵方式もあり。
例えばメールマガジンなどで「家族のいる方」「独身の方」のようなリンクつけて、そこを踏んでもらってセグメントする→ランディングページもちゃんとセグメントされたものを用意する。



モバイルは端末でセグメント。端末≒個人。
ログインしていなくてもセグメントできるってことね。なる。

携帯の話で実践的なのは、着メロのサイトでアクティブユーザーだけにセグメントしてみたらニーズは新曲ばかりだったので、履歴から嗜好を見て新曲をリコメンドしたって話。
さらに、スリープユーザーが退会するキッカケがメルマガであると解析結果からわかったので(月額料金を払い続けてもらうために)一定期間ログインがないユーザにメルマガを配信しないという悪魔施策が紹介されていてビビった。そんなこと恣意的に実行する会社があるのか・・・解析結果からそんな施策を打たれるコンサルさんもカワイソス。

また、SNSのヘビーユーザーだけをセグメントして見てみると、コミュニティ内で自己顕示欲を満たしたいというニーズがあることがわかったのでヘビーユーザーに限定の高額アイテムを販売したところ売り上げ200%になったとか面白い事例紹介もされていた。



この日、一番刺さった言葉は @kyoheipjさん のこれ。

ターゲティングされることを気持ち悪いと感じる人も多い。仮説→テストをして訪問者が喜ぶターゲティング(必要な情報を必要なときに表示する)をすればキモいと言われない!
たとえば同じくらい売れている2種類のギターがあったとき、セグメントしてみたら商品Aは初回購入客、商品Bは既存顧客ばかりだったという結果だったりする。この場合、属性にあわせて見せる商品をかえればいいわけで、これがターゲティングの基本的な流れ。

たしかに、どのページ見ても、ちょっと見た商品のバナーが追っかけてくるみたいに表示されるのとか本当にキモいわけですけども、ちゃんと「閲覧者が必要な情報を、適切な量で、適切なタイミングで表示」すればキモくはないと思うのではないかと思います。



いやー勉強になりました。
スピーカーのみなさま、会場提供のシナップさん、ありがとうございました。



こんな規模が大きいのはできないけど、僕も何か勉強会とか開催してみようかしらん。