社外に「自分もこうありたい」と思えるひとがいると「あるべき姿」が身の回り基準ではなくなる。

こんにちは。『Agend(アジェンド)』という仕事メディアで編集長をしているフジイユウジと言います。すごい記事が無料で読めるすごいメディアだよ。

agend.jp

ぼくは『Agend』の取材をしているうちに「この人と一緒に仕事してるチームメンバーは楽しいだろうなー」と感じる、すごいマネージャーに出会えることがあります。

 今日は、そんな「このマネージャーがすごい・おもしろいぞ」という話を書いていきます。


誠実で真っ直ぐで明るい、話してるだけで「自分もこうありたい」と思わせてくれるマネージャーといえば

2年前、SNSで流れてきた「こんなエンジニアリングマネージャだから仕事がしやすいんだなぁと思う10個のこと」という記事を読みました。

カケハシでエンジニアリングマネージャー(当時)をやっている、小田中 育生さんこと「いくおさん」がチームメンバーからベタベタのベタ褒めされている記事でした。

いくおさんは「知識に裏付けされて」いて、「組織全体の流れを見て」仕事をしていて、「寄り添ってくれる」マネージャーだ、と書かれていました。

そんなわけで、いくおさんと一緒に仕事をはじめてからの3ヶ月間、  毎日すごいなぁ・仕事がやりやすいなぁと思いながら眺めている。  
こういう記事を書きたいと思わせてくれるのも、いくおさんだからかなと思っている。

個人ブログでこんなにメンバーから褒められるマネージャーって、ナニモンよ……「これは一度ちゃんと話を聞きに行かねば」となって、  インタビューした記事がこれです。

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インタビューした当時のぼくは、いくおさんの明るくて真っ直ぐな人柄に圧倒されました。当時、インタビュー直後のぼくはこうまとめてる。

テキストの記事では伝わらないかもしれませんが、いくおさんが誠実なコミュニケーションについて目をキラキラ輝かせながら話をしていて、「これはタテマエで良い話をしているのではなく、本気で言ってるやつ……」と、いくおさんの『徳の高さ』を感じるインタビューでした。みならっていきたい。

仕事ができるひとって、ちょっと怖い感じすることが多いじゃないですか。
いくおさんは、そういう怖さをぜんぜん感じさせない。知識も経験も豊富で、言ってくれることはすべて的確だけど、ちょっとおちゃらけてて安心して話せる感じ……

これは本当の本当の本気で言ってるんだけど、マジで「徳が高い」んですよね。

 

自分の所属する会社外に「自分もこうありたい」と思えるひとが数人いると、「こうあるべきという姿」や「これくらいが世の中の標準的なレベルかな」と考えるときに身の回り基準ではなくなる。
より良いレベルがこの世にあるんだなと意識が変わるなと思います(だから、カンファレンスや職能コミュニティに参加する人がいるんですよね)。

そして、いくおさんも、話してるだけで「自分もこうありたい」と思わせてくれる人なんですよね。

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↑これは、いくおさんが目標設定についての本を出したときにインタビューさせてもらった記事です。このときも面白かったな。

インタビュー中、いくおさんに「あ、この発言は太字でお願いします」って言われてめちゃくちゃ笑った。
そういうふうにサラッと面白いことを言うような人だから、チームメンバーからも愛されて社外のファンもいるんだろうなあと思いました。

 

お悩みを一緒に考えてくれる、あらたまさん

もうひとり、「徳が高い」そして「自分もこうありたい」と思わせてくれるマネージャーを紹介します。

まずは、Agendの記事キャプチャを見てくれ。

Agendの記事キャプチャ。内容は以下の通り。---あらたまさん:人格を傷つける意図はないよと、行動や起きた事実に対して冷静に受け止められるような場作りをするとか、そういうちょっとした気遣いくらいはしますけど。特別に身構えて話すみたいなことはやらないようにしてます。その方が誰にとってもいいと思う。/フジイユウジ:その「ちょっとした気遣い」ができない人が多いから、それが世の中で普通レベルになると良いんだけど(笑)こういうふうに自然体で話せるからこそ、相手も受け入れやすいってのはある気がしますね。/あらたまさん:で、フィードバックって伝えて終わりじゃなくて、そこから返ってくる相手の反応も含めた、その全体をフィードバックと呼ぶと思うんですよね。なので、先延ばしにして難しい状況になる前に話すほうが大事だと思っています。/フジイさん:なんというか、自然体でそこまでできるの、徳が高いというか、マネージャー力が高いというか……。

LayerXのエンジニアリングマネージャー、新多 真琴さんこと「あらたまさん」。
フジイは、このインタビューをして以来、あらたまさんのファンなのです。

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ぼくが、あらたまさん尊敬できるなーって思うのは「厳しいルールや正しい言葉は人を疲れさせてしまうこともある」という観点と「成果を出してこそ仕事」を両立させるのは当たり前のこととして仕事に取り組んでいること。

柔らか〜くて優しい穏やかな話し方なのに中身はバチバチの成果志向なんで、話していて脳がバグるんだよね(褒めてます)

「サラッと」「当然のこと」のように、あるべき姿について話して、それに向かっていく実践者なんで、めちゃくちゃカッコ良いひとなのです。

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↑ これは2回目にインタビューしたときの記事。
あたらまさんが『EMお悩み相談室』という悩めるエンジニアリングマネージャー向けの本を出したときのものです。
いろいろなエンジニアリングマネージャーたちのモヤモヤした悩みに答えるという、あらたまさんらしい本。

先ほど書いた通り、あらたまさんは「厳しいルールや正しい言葉は人を疲れさせてしまうこともある」という観点と「成果を出してこそ仕事」という観点を両立させながらマネジメントをしている人なので、この本に書かれていることからもそういう姿勢が見え隠れします。

あらたまさんなら、↑これを見ても「それを両立させるのがマネジメントの仕事ですからねえ…」ってニコニコしながら当然ことって顔して言うんじゃないかなあと思います…

本当に「徳が高い」、そして「自分もこうありたい」と思わせてくれる人柄なんですよね…

 

そんなふたりのポッドキャストが、「あらたま・いくおのマネジメントRadio」だッ

listen.style

 

そんな、徳が高いふたりが半年くらい前にポッドキャストをはじめた

そして、実はこのブログ記事は、ポッドキャストリスナーによる「あらたま・いくおの Advent Calendar 2025」3日目の記事として書いているファンレター(ブログ)なのだ。

adventar.org

またどこかのタイミングで、ふたりにインタビューしたり、ワイワイ話したりできたらいいなあ、と思いながらこの記事を書きました。

ここまで、ただのファンレターでした。おしまい。

  

おまけ1

ふたりがどんな人かっていうと、こういう感じなんよ。
アドベントカレンダー書かない?ってお誘い ↓ 

いくおさんとフジイユウジさんのX(Twitter)のDM画面のスクリーンショット。----いくおさん:フジイさん、お待たせしました(「あらたま・いくおの Advent Calendar 2025」のリンクカードが表示されている) / フジイさん):待っていないけど、笑顔で「お待たせ」って言うことで何も言えなくするPowerだ!!!!Power!!!!!! / いくおさん:5年後くらいには法規制される手法です、いまのうちに楽しんでください
フジイさん:しかし、誘われると嬉しくなるので登録はしました。本当に書けるのかはわからない...(落としたらごめんね) / あらたまさん:わくわく!わくわく!! / いくおさん:大丈夫ですよ!フジイさんが万が一落としたら、私かあらたまさんが書くので。まあ、そんなことにはならないから杞憂ですけれども / あらたまさん:私知ってるんだ、フジイさんは適度な圧をかけたほうがいい文章書けるってこと / フジイさん:なんか2方向から圧がかかってきたぞ

その後、今日きたDMがこれよ(掲載許可もらってます)
昨日書いたぼくのブログを褒めながら「進捗どうですか」を伝えることができるコミュ力よ。

いくおさん:こんな素晴らしいブログを書いた翌日にあらたま・いくおのアドベントブログも書いてくれるのか...楽しみすぎる(フジイユウジドットネットのリンクカード付き) / フジイユウジさん:ネガティブな言葉をひとつも使わずに進捗リマインドできる、シゴできマネージャーじゃん...

 

おまけ2(私信)

いっしー(@oturu333) さん、ひろみつ(@hiromitsuuuuu)さんのポッドキャストにゲストで呼んでいただきました・・・が、

open.spotify.com

その説はフジイといくおさんが大変ご迷惑をおかけいたしました(聞けば意味はわかりますが、フジイ・いくおのマネジメントRadioになっている)
反省しているので、またゲストに呼んでくださいねっ!!