煩悩是道場の「若い頃に知っておけば良かった」って言い訳だよね というエントリを読んで「そりゃそうだよねえ」と激しく同意しつつ、元記事書いた人は「今はできているけど昔知っていればなあ」という意味で書いているのだと思うわけですが。
まあ、それはそれとして、思ったことをツラツラと。
昨年4月入社の新入社員の年齢が僕の10才近く下だったんですよ。
別に、ぼくは年齢を重ねるのは嫌いではないタイプなので、自分がもうイイ年なのは別に良いのですがw、ただ、若い人に『若いうちに○○しておいた方がいいよ』的な話をする30代が多いのを見て、ちょっと思うところが。
ぼくも若い頃(笑)には、よく『若いうちに○○しておいた方がいいよ』的な話をされました。
その度に「うるさいなぁ、氏ね」 としか思わなかったんだけど。
あ、でも、今は
「年齢はコストを安くしてくれることがある」のだと理解できるようになりましたよ。
例えば(某コラムからの引用ですが)
30歳を超えたぼくが、今から「医者になる」と決意したとしたら、単純に勉強や資格取得にかかる金銭的コストの他に、時間的にも生活を変えるという部分でも、10代や20代の人に比較して支払うコストが大きいと思います。
多分、仕事を辞めて医者になる勉強をはじめたら、次の日にヨメに刺される。
すべての物事には当てはまらないでしょうけれど、若いうちに実行したり、決意しておけば、リスクが少なかったり、色々な意味でコストが安くあがることって多いように思います。
ここでいうコストとは、もちろん金銭的なものもありますが、時間的コストも含みますし、何よりも 「変化すること」 に対して支払うコストという意味が強いです。
年齢を重ねると、この「変化に対するコスト」のレートが上がることがあるんですよね。
数年前にインドやら東南アジアを一年近くプラプラしている時に、20代のバックパッカーと、40代のバックパッカーの方と友人になった時に、強くそう思いました。
20代の人は日本に帰って再就職をして以前と変わらない生活を送ることが可能ですが、40代の人は「以前と変わらない」生活は難しいのではないでしょうか。職業にもよるけど。
もちろん、コストを払えば年齢に関係なくチャレンジできるはずだから、コストを恐れず行け行けGOGOって、ぼくも思っておりますです。はい。