いや、別に当たり前のことなんですけども、メモ的に書きます。
経年変化で汚れた店舗の外壁を塗り替えるとか、エアコンの入れ替えとか。
これは売上げが上がるだろうか?
もちろん、外観の問題で車からの視認性が落ちているとか、そういう場合は別だけども、僕は売上げに影響しないと思う。
でも、そういう場合でも販管費として(科目は場合によるだろうけど)金を使わないといけない。
僕はこれを「過去の清算」だと思うことにしているんだけど、たまに「投資」と勘違いする人がいるわけだ。
「これだけ金を使ってキレイにしたんだから、売上げが上がるだろう」みたいな。
もうね、アホかと、バカかと(古い)
金を使ったら売上げ上がるって何じゃそりゃちゅう話だよ。
でも、意外と、そういう人けっこういるんだよなあ。。。
「投資」と「清算」
僕も、経費使う時は、落ち着いて考えないと。
いや、本当に当たり前のことなんですけども。
今日のランチはコンビニでパスタを買いました。
僕はコンビニのパスタは箸で食べたいのですが、オフィスに戻ってから「お箸ください」と言うのを忘れていたことに気づきました。
そのコンビニは、パスタを買った時に「お箸とフォークどちらにしますか?」と訊いてくれる気の効く店員さんと、何も訊かずにフォークを袋に入れる普通の店員さんがいます。
さて。
もしも、このコンビニで働く人が、全員「気の利く店員さん」だったら売上は伸びるでしょうか。
僕は伸びないと思います。
僕が十数年、小売の店舗管理やサービス開発をしている経験上、売上げは伸びません。
あ、これは、比較対象が「普通レベルの店員さん」であるからで、「二度と利用したくなくなる最悪な店員さん」が比較対象だと話は少し変わりますけども。
このエントリのタイトルでも書いていますが、(特に小売は)ホスピタリティで売上げは伸びません。
リッツカールトンの本を読み漁り、ザッポス(本を読んだのでザッポスについては近々、エントリを書くつもり)についても色々と思うところのある僕ですが、あれらの企業はホスピタリティが評判になったのではなく、サプライズ(WOWだっけ?)が評判になっているんだと思う。
あ、誤解されるといけないから(されてもいいけど)書くけど、僕は立場的にもホスピタリティを社員に伝えていく立場にあるし、そんじょそこらのサービスマンよりもホスピタリティ・マインドを持っている自信とプライドがある。
そして何より数々のお客様に喜んでいただいた経験がある。
それでも、あえて言おう。
ホスピタリィで売上は上がらない、と。
(あ、実はここからが本題ね)
何でこんなこと書くかっていうと、これは世の中の店長さんとか、店舗管理の人とか、社長さんとかに向けて書いているのです。
リッツカールトンだったかどこだったか、うろ覚えなんだけど、そんな感じの有名なセミナーで、ホスピタリティの偉い人が言ってましたよ。
『ホスピタリティはあくまでお客様に対しての敬意であって、商売じゃないんです。
ホスピタリティで売上げを上げようと思ったら、社員は地獄をみますよ。』
すっげーウロ覚えなもんで、まったく正確ではないんだけども、意味としてはこんな感じのことを言っていた。
僕も超絶同意です。これ、本当に本当。
ホスピタリィでは売上げは上がらない・・・それでも
「それでも、我々はお客様に敬意を払いたいし、とことん大事にしたい」という組織だけが、本当のホスピタリィを持つことができるんだと思うな。
去年Twitterでつぶやいたことをブログにも書く。
別に僕は経営者ではないけれど、自由度が高い(そのぶん責任もあるけど)ポジションをやらせていただいている。
部下の採用とかも割と自由だし、組織作りの方向性とかも(こっちは全てが自由ではないけど、おおむね)僕の思うようにやらせてもらってる。
そこでいつも思うのが、
やりがい、楽しさ、働きやすさ、居心地の良さといった、給料にプラスした「付加価値」のある組織にしたいってこと
付加価値をつけることができないから給与を上げるっていう戦略もありだけどwww
どっちかってーと、付加価値のある組織のが社員の生産性高いと思うんだよね。
付加価値がある組織は、価値観を共有しやすい(付加価値に価値を見いだして価値観を共有できる人が残りやすい)から、スピード感が上がるよね。
付加価値がない組織だと生産性を上げにくいように思う(あ、ここでは給料の多寡は別の話ね)
そして、当然、生産性の低い組織では、社員に金を還元しにくい。
意外とここを軽視している組織って多いように思うんだよなあ・・・
・・・ってTwitterでボソボソ言ってたら、僕が「仕事のできる男」として密かにリスペクトしている片山さんが「隠れた人材価値―高業績を続ける組織の秘密という本にそんな感じのことが書いてありますよ」って紹介してくれた。感謝!
まあ、まだ買ってすらいないんですけどね(ぉぃ
(追記)1月24日(日)13:30~ @T's渋谷フラッグ7階 7L会議室 で決定[詳細こちら]
WebSigで製作・発注について話した時に、一緒にスピーカーをやった片山さんが、勉強会を開催するらしい。
片山さんは、、デザイナー>ディレクター>PM と様々なポジションの経験がある方なので、そこらへんの互いの気持ちを理解しつつ、具体的に解決していく手法がわかっている方なのです。
Twitterで予定を合わせている感じだと、中旬では下旬になりそうな予感ですが、うまくタイミングが合えば僕も参加させていただきたい所存。
あるある(笑)
まだ参加枠があるのかとか僕は知らんけど(ぉぃ)、興味のある人はここから片山さんに連絡してみるといいと思うよ。
ちなみに、片山さんは、デザイナーとのコミュニケーション方法について奥さんと2時間ぐらい語り合ったりしているらしいよ。なんとも微笑ましいご家庭ですねw
WebSigで製作・発注について話した時に、一緒にスピーカーをやった片山さんが、勉強会を開催するらしい。
クリエイティブにおけるデザイナーとのコミュニケーション方法というはWEBに限った話ではないのですが、WEBだとアートディレクターをいれる予算が無いとか、役割分担がまだあまり体系化されてないということもあるため、WEB担当者むけに軸を絞って、どうしたらうまくデザインを依頼できるかについて話し合ってみようと思います。
■勉強会のアジェンダ
o デザインのプロセスについて
o デザインの役割分担について
+ クリエイティブディレクター
+ ディレクター(プロジェクトマネージャー)
+ アートディレクター
+ デザイナー
o デザイン面におけるWEB担のポジショニング考察
o ワークショップ: 状況ごとのコミュニケーション方法について考える
o ワークショップ: WEB担当者がアートディレクションする際のメソッドについて考える
片山さんは、、デザイナー>ディレクター>PM と様々なポジションの経験がある方なので、そこらへんの互いの気持ちを理解しつつ、具体的に解決していく手法がわかっている方なのです。
Twitterで予定を合わせている感じだと、中旬では下旬になりそうな予感ですが、うまくタイミングが合えば僕も参加させていただきたい所存。
デザイナーにアートディレクションタスクを期待するのに、WEB担当者やディレクターが「ここの背景を黒くしてください」というような中途半端なアートディレクションを行っていないでしょうか?
あるある(笑)
まだ参加枠があるのかとか僕は知らんけど(ぉぃ)、興味のある人はここから片山さんに連絡してみるといいと思うよ。
ちなみに、片山さんは、デザイナーとのコミュニケーション方法について奥さんと2時間ぐらい語り合ったりしているらしいよ。なんとも微笑ましいご家庭ですねw
ブックオフオンラインの取締役にして、色々な企業のWebマーケ顧問をやっている人(で、合ってますよね?)河野さん。
その河野さんが、マーケティングやビジネスに関しての鋭い意見を書いたり、disったりwしているブログ smashmedia が超面白いので、その中から、ぼくが「これは読んどけ」って思ったのを勝手に年間ダイジェスト版にしているんですけどね。
忙しい人のためのsmashmedia(2007)
smashmedia 2008年マトメ読みセット
今年もやっちゃいます!
1年分読み返してピックアップしてくと、すごく時間かかるので今年はかなり早めに作業開始していて、クリスマス前後くらいにアップしようと思っていたのですが、まあ、なんてゆーか。もう大晦日だしwww
間に合わなくなるから昨日から徹夜で仕上げちまったよw
うう、大晦日に何をやってんだろう、僕は(と、去年も同じこと書いた)
さて、そんなことより、今年のsmashmediaですが、3つのキーワードにまとめられます。
「カンバセーショナル・マーケティング」
「たい焼き」
「Twitter」
他にも湾岸ミッドナイトだとか、河野さんが塾長をやっている私塾mixbeatが2期目だとかあるのですが、概ね上記の3つだけ抑えておけばオッケー(何がオッケーなのかは不明)
とかもく、smashmediaの読者の方も、そうでない方も、フジイがセレクトしたsmashmedia2009ダイジェスト、年末年始の休みにでも読んでみてくださいな。
すごい読み応え間違いなしっす!
尚、今年も基本的には1月から時系列順ですが、「カンバセーショナル・マーケティング」と「Twitter」だけ時系列順ではなく、マトメ読みできるようにセット化しました。
「たい焼き」はエントリありすぎるから1点だけピックアップしましたw
河野さんの仕事へのスタンスが読み取れる、
ひとつ前にマーケティング戦争という書評エントリがあるんだけど、それと合わせて読むとよさげ。
このエントリを読んで、今さらマーケティング戦争を買おうかと思った僕がいますw
「お金というのは感謝の対価」に共感。いつも僕も社内で同じこと言ってますです。
あ、コメント欄もちゃんと読むべし。
このエントリ好きだなあ。
この手のことはトレードっていうか程度問題的なところもあるから、一概には語れないけれど、この姿勢を持てる人って少ないよね。
このエントリ痺れる。
何度みても『ユーザーの意見を取り入れて商売がうまくいく(ヒット商品が生まれる)などということはまずない。なぜなら消費者が具体的にイメージし切れていない曖昧なニーズを具現化してあげるのがマーケティングであり、製品開発だから。』が至言すぎるわ。
元ネタになった はせれいさんのブログのコメント欄も結構おもろい。
河野さんは顧客との対話を大事にする姿勢なわけだけれど、それ一辺倒じゃなく広範囲(正確に言うとロングスパンで)マーケティングを考えているんだよね。
『アウトレットとかリユースとかシェアとかが当たり前になりすぎると、新品を作る市場(一時流通)が縮小してしまうので、中長期的に見れば二次流通もダメになる。』
ブックオフオンラインの取締役である河野さんが、この視野でお仕事をされているのは、かなりアツイ。
で、結局のところタモリ価格ってのは何なんですかね?
マクドナルドのサクラバーガーの件。
『商売だから100%清廉潔白とは言わないけど、マーケターにだって矜持はあるし、もう少し志の高い仕事だから。それを侮辱された気がしたんだよなあ。』ってところが好き。理解されにくいだろうけどもw
このエントリは、このへんがクチコミマーケティングの実情というエントリのコメント欄も合わせて読むこと。
僕は、河野さんの10年史(自己紹介プレゼン)Decadeを見てファンになっちゃったわけだけど、それを他の人も作ってみましたってエントリ。
どれも読み応えあるよ。人の歴史って面白いよね(←お前は作らないのかよw)
わ。このエントリすごいわ。
引用元はもちろん、コメント・トラバも含めて波及先まで含めて必読!
このエントリの後で書いているCam with me? と、makitanio.comの反応エントリも合わせて読もう。
河野語録。
迷える20代社会人とか読むといいよ。コメント欄も面白いよ。
タイトルは書評っぽいけど、このエントリは書評じゃない!!
『本当のマーケティングは商品やサービス(時には企業)のすべてを統治することになる』
広告や販促といった枠を超えて、本質的なマーケティングが必要という話。
僕はそれを「商売」と呼んでいて、河野さんとそういうやりとりをするんだけども、それについては↓の「カンバセーショナル・マーケティング」シリーズを読破してくださいw
--------------『カンバセーショナル・マーケティング』マトメ読みセット--------------
カンバセーショナル・マーケティングとかカイタッチ・プロジェクトとか。
smashmediaで2009年上半期、一番盛り上がった話題じゃないかな。
YOU、まとめて読んじゃいなYO!(←古いかな、、)
下記2点は僕の書いたエントリw
今更だけどブログでのカスタマー・コミュニケーションについて語っておくか。
それは「販促」か「商売」か。
----------------------------------------------------------------------------------
『日本という市場を考えた場合、圧倒的に地方(田舎)のほうが多いわけで、特に消費財なんかをマーケティングする際は、彼らに買ってもらえるように考えないといけない。』
地味に河野さんらしさを醸し出しているエントリ。
河野さんって、こういう感覚を持ち続けてるところが凄いよなあ。東京的感覚に飲み込まれちゃう人が多いのに。
河野さんの仕事とか考え方。評論家ではなく実務家だって話。
Googleが自社のプロモーションにペイパーポスト使ってた問題についての河野さん的見解。
「ぼくはこの程度のことでGoogleは謝らないと思ってたのでちょっとびっくりしました。」
この後も河野さんが結構な頻度で使っている『雛鳥体質』って言葉を生んだエントリ。
僕も社内でたまに雛鳥体質って言葉を使わせていただいておりますw
痛快な河野節。コメント欄も読むといいよ!
下記の2点も合わせて読むといいかも。
2009年の河野さん、たい焼き食べすぎですよ!!!!
あ、ところで日本一たい焼きっていうのがあるみたいですよ。(僕は食べたことないですけど)
ここらへんあたりから、河野さんが本格的にTwitterについて考え始めている感じ。
(多分、その前から考えているんだろうけど、具体的な表現として出てきたのは、このエントリあたりから)
河野さんの本「そんなんじゃクチコミしないよ」に付箋を貼りまくる謎の読書会。
逆サイン本ってイイですね!流行ればいいのに。
これイイ(・∀・)
企業ブログとかメルマガを書く人(いや、書かせる立場の人か)は要チェックですね。
その後、クリエイティブコモンズになったらしい
何かこのエントリ好きなんですよね。
河野さんが大事にしているものがよくわかります。
コメント欄で僕が大活躍だからここに記すwww
コメント欄が面白いw
ちょっとノイズも多いけど、はてブのコメントも面白いよ
箸休め的にピックアップw
その後、最近はtwitterならぬtuitterが出てきて、アルファブロガーの人がmovatuitterを使ってましたねw
ソーシャルメディアについての講演資料っていうか、まだこの時点では河野さんの中でも整理中みたいな感じがして面白い。
この後、秋くらいのエントリになると考えがまとまってきている感じがする。
タイトルが答え的な感じだけど、河野さんご自分の発言やブログエントリについての考え方。
この考え方って好きなんだよなあ、きっと受け入れられにくいけどw
正直、他のエントリにも同様の論旨のことは書かれているんだけれど、僕的にはこのエントリが一番好きだな。
"「消費者を欺くかどうか」が問われている"って言葉が全てだと思うけど。
----------------------------『Twitter』マトメ読みセット---------------------------
ここからへんのエントリ超面白いよ。
上記3本は、河野さんの中でTwitterをマーケティング(コミュニケーション)ツールにしていく過渡期。なんかカオスな感じ。
このあたりのエントリと秋冬のエントリを見比べると、河野さんの考えが変化しているところも見てとれて、ヲッチャーとしては興味深いところ。
んで、
このエントリあたりから、考えがまとまってきている感じ。
これは「多数と少数」じゃなく「数と質」の話なんだけど、意識的に考えていないと「数を求めてしまう」ってのは非常に、強く、物凄く納得。
度々smashmediaには「コミュニケーションの量か質か」みたいな話が出てくるんだけど、僕はそれがとても好きなのです。
このエントリあたりで、顧客との関係性についての河野さんの考え方とTwitter利用について合致した感じ。ガシーン。
"従来のパッシブサポートに対して、アクティブサポートとでも言うべきあり方はソーシャルメディア時代では当然行なわれるべき話"
これ、いいっすね!僕もカスタマーサービス部門を管理してるもんで非常にグッときますね。
これ外野だとわかりにくいから斜めな感想もった人もいるみたいだけれど、ブックオフオンラインの人たちと障害に直面したお客様にとっては、(Twitterで繋がったことが)凄いことだと思うよ。
これもTwitterの企業利用について。っていうよりも顧客対応について、か。
Twitterの空気がどうとかじゃなくて、単純にTPOをわきまえればいいんじゃねって話ですよね。
----------------------------------------------------------------------------------
これ、本当にそうだと思う。
僕も今度、会議で「戦略レベルの敗退を戦術レベルの勝利で挽回することはほぼ不可能」って言おうっとw
ステルスマーケティングの話なんだけど、リーガル・モラル・プライドのどれを語っているのか考えようってエントリ。
"遠くから石を投げてくる人じゃなくて、たとえ殴り合いでも目の前まで来てくれる人たちとちゃんと向き合っていくべきだよって話ですね。"
最高に同意です。
コメント欄アツイ
河野さんのバランス感覚がひっそりと書かれた良エントリだと思いまふ。
何気ないエントリだけど、行間から想いが伝わってきますな
(そんな風に感じるのは死ぬほどsmashmedia読みまくってる僕くらいかしれませんがw)
講演資料・アンケート結果など
河野さんの自分史10+3年。僕はDecadeで河野さんのファンになったんだよね。
自分のも作ろうかなあ
「ECサイトをただの自動販売機にしたくない」は、ECに関っている僕としても同意。
ちなみに送料関係のリコメンドは僕が関ってるECに実装しますけど、効果あると思います。UIキレイにすんの大変だけど。
そうですよね。「決めてあげない厳しさ」もセットでもって、バランス良くやりたいものです。
河野さん曰く「今年読んだ中で最高の本。」
このエントリの下書きしながらAmazonで注文。そういや同じながれで去年はグランズウェル買ったんだったな。。。
ぜひまた本出してください!
やっとピックアップ終わったーーーーーー
実際は、ここに書いた1.5倍くらいピックアップしてから削ってるんだけど、「ウケそうなエントリ」ではなく「僕がグッときた」が選定基準なので『なんでこのエントリが入っとらんの』みたいなクレームは一切受け付けませんw
ここまで読んでくださった方&河野さん、ありがとう&良いお年を!!
んー、自分の中では、それほど自分の中でも整理できていないことだけれども、ちょいとメモ的に書きます。
WebサービスでもECサイトでも、店舗でも、何かにつけて言えることですけども、何か施策を考える際に、お客様が認知しているレベルを超えた設計って必要だと思うですよ。
例えば、「お客様から店員が声をかけてくるのがウザいから、ゆっくり見られない」という要望が多かったから、店員からの声がけを止めてみたり「いらっしゃいませの声がうるさいという要望が多かったので店員の声のトーンを下げてみた」というようなシチュエーションで「お客様の要望が多かったのに、その通りにしたら売上げが下がった」みたいなことがあるわけですよ(あくまで例え話ですので、実例ではありません)
僕は、そういうことがあると『お客様の認知を超えていない』と思うわけですが。
ちなみに認知について話すときは、ジョハリの窓を説明に使うことが多い。
ジョハリの窓っていうのは、自分の認知を4つの窓で分類したコミュニケーションの分析モデル。
自分も知っていて他人も知っている「公開」(open self)
自分は気づいていないが、他人には見られている「盲点」(blind self)
自分は知っているが、他人は知らない「隠蔽」 (hidden self)
自分も他人も知らない「未知 」(unknown self)
・・・って感じに、物事の認知を4種類に分解したものです。
これをサービス提供者とお客様の関係に置き換えてみますです。
[a]. サービス提供側とお客様の双方が認知していること
[b]. サービス提供側は気づいていないが、お客様は気づいていること
[c]. サービス提供側は認知しているが、お客様が認知していないこと
[d]. サービス提供側もお客様も双方が気づいていないこと
普通、サービス提供側の人は[b]にあたる「自分達は気づいていないが、お客様は気づいていること」を減らしたいと思っているものですよね。
自分たちが気づいていないことで、お客様が不快に思っていることを改善するために知りたい(悪いところを知りたい)でしょうし、自分達の気づいていないところでお客様が喜んでいることも知りたいはずです(自分たちが認知できていない強みを知りたい)
それが故に、サービス提供側は、お客様の声に過剰反応してしまうことがあるわけです。
冒頭では「店員が声をかけてくるのがウザい」とか「いらっしゃいませの声がうるさい」と感じるお客様が多いという例を出しました。
「ウザい、うるさい」と感じられてることを、「既に店側も認知している」こともあれば「店側は認知していない(苦情によって気づいた)」ということもあると思いますが、ここで重要なのは認知に至るまでではなく、[c]にあたる「その問題に対して、サービス提供者だけが認知できて、お客様の立場では気づくことができないこと」がないのかどうかってこと。
お客様視点だけではなく、[c]の「サービス提供側は認知しているが、お客様が認知していないこと」を探してみると、「店員が声をかけてくるのがウザい」と思う方もいらっしゃるが、これにより適切にお客様に商品紹介ができていることも多く、これを止めてしまうと、商品をうまく選ぶことができないお客様が増えることがわかった・・・とか
「いらっしゃいませの声がうるさい」に対して「サービス提供側は認知しているが、お客様が認知していないこと」を探してみると、店が活気づいて(お客様は無意識・無自覚だけれども)楽しく買い物ができる雰囲気ができている・・・とか。
・・・あくまで例えだから、ちょっと都合の良い例を出しすぎたかなw
まあ、お客様の認識できることだけ追っていると失敗することだけは間違いないと思う。
お客様の認知できていることと、無意識・無自覚に良さを感じられている事をバランスさせないといけない。
「自分が何故ここで買うのか」とか「ついつい利用してしまう理由」を認識・自覚できている人なんて、ほぼいないし、そういう認知がないから、お客様は苦情をおっしゃるわけですよ。
(余談ですが、僕は、お客様は自分の感じたことをを「言う」権利があると思うので、サービス提供側の都合など考えずに何でも言うことは当然だと思っています)
冒頭の「店員が声をかけてくるのがウザい」とか「いらっしゃいませの声がうるさい」という例で言えば、店側は脊髄反射的にご案内やご挨拶を止めるのではなく、まずは、どの程度の割合の人がそう感じるのかを考えるべき。
その上で、不快に感じるお客様の割合が低かった場合でも「少ないけれども、そう感じる方もいらっしゃる」と社員に配慮させるレベルでは対策すべきだし、逆に不快に感じる方の割合が多くてオペレーションを変化させなくてはならない場合でも、今まであった(お客様の)メリットを殺さないような工夫をしなくてはならないわけですよ。
サービス提供側は、お客様の言うことを鵜呑みにするのでもなく、サービス提供側の都合で押し切るのでもなく、お客様が無意識・無自覚に良さを感じて「ついつい使ってしまう」サービスやお店になるための工夫をしていかないといけないんですよね。
そのためには、発生している問題の「認識」を複数方向から見てみるってクセをつけていかないといけないですな。
とあるリーダー向けの研修を受けた時のこと。
その研修自体は非常にためになる内容だったのですが、参加者の何人かが「リーダーに必要なものはカリスマ性」というような発言をしていた。
そりゃあ、カリスマ性なんて、あるに越したことはないけれど、それがないとリーダーがやれないなんて幻想なんだけどなあ。
少なくとも仕事の上では、必要ない。
上司と部下なんて、別に上司が人間的に偉いわけじゃなくて、お互い役割を受け持っているだけなんだから、それを理解して、ちゃんと役割を果せば特別なカリスマじゃなくても、ちゃんとリーダーになるんだけどなあ。
それを勘違いして、カリスマ的リーダーになりたいという欲求を抱えてリーダー業をやっちゃうとね、もう大変なんだよね。
どうしてもチームのメンバーからの人望が欲しければ、格好つけるのを止めて、メンバーと目標を共有して誠実な仕事をしていくしかないんだけど、自分の人望の無さにイライラしてダークサイドに落ちてる人は、それに気づかないんだよねぇ。。。
そんなに立派な人じゃなくても、落ち着いてこなせばリーダー業はやれるんだけどね。
あと、勘違いしやすいのは、「和気藹々としたチーム」が良いチームだと思っちゃうこと。
チームの問題を「飲ミ二ケーション」で解決しようとするタイプの人に多い勘違いwww
本当に良いチームは、やるべき業務や達成すべき目標を共有できているチーム。
仲良しチームって、決して良いチーム・勝てるチームじゃないんだよねぇ。
多分、この手の勘違いをしちゃうリーダーが目指しているチームって、「ツーと言えばカー」的な、「目と目で通じ合う」的なアレなんだけれども、そんなこと友達なれそうな人だけでメンバーをそろえた時しかできるわけないじゃん。
そんなアホなこと言っているヒマがあったら、やるべき業務や達成すべき目標を共有できているチームを作ればいいんだよ。友達にはなれないかもしれないけれど、「こいつの仕事は信頼できる」っていうような感じで、友人とは違う形での信頼関係を築けるんだけどなあ。
普段から中間管理職の人に言っていることなんだけども、自分へのリマインドを兼ねて書いてみましたです。はい。
なんか最近、組織についてばっかり書いてるから、そろそろ方向転換したいなあ。
最近、マジメな話題が多かったので、くだらないことを書きます。
どうでもいい話なんだけど、ずいぶん昔にネコ缶を食べたことがあります。
ジョジョだかカイジだかのマネをして友人と勝負をして負けた罰ゲームだったのですが。
ものすごい生臭くて、えづきながら食べたのですが、かっこもうとしても身体が拒否しちゃって、食べきるのに1時間くらいかかりました。今思い出しても気持ちわるくなる。
非常に苦しい思い出なわけですが、ネコ缶を1個レジに出しながら「すぐ食べるんで、お箸つけてください」と言った時の店員さんのすごい表情が見られたのは、なかなか収穫だったわけではありますw
徒然雑文。
前にも同じようなことを書いたのだけれど、最近は「素直さ」の貴重さ・重要さを痛感しています。
最近は色々な人にこの話をしているんだけれど、すると10人中10人が『しなやかさって大事だよね』って言う。
でも、実際には残念ながら、会議手法・販売方法・勉強方法、なんでもいいんだけど、捻りを加えないで『まずは、良い方法を"そのまま"半年やってみる』みたいなことができる人は、あまりいない。
僕自身が頑固なタイプだから、なかなか自分もできていないんだけれどね。
最近は、こういった良い素直さ(しなやかさ)を持っている人というのは宝石みたいに貴重な能力だなあと感じるようになってきた。
斬れ味も大事なんだけれど、「斬れている人」は探せば結構いる。
でも、「しなやかな人」って少ない。本当に凄い貴重な能力だと思う。
ちなみに、従属したり、YESマンになるのとは、ぜんぜん違う。
ちゃんと自分で本質的な良さを「深く理解して受け入れる」ってことね。
文字にすると当たり前のことなのに、これが本当に難しい。
しなやか「っぽい」人なら結構いるんだけどねぇ。
腹の中では、素直に受け止めてないのに表面的に素直な感じの人とか。
ここで僕が言ってるのは、そーゆーのじゃない、本当の素直さのこと。
・自分とは違う考え方やフレームワーク、文化を素直に受け入れられる
・従属するのではなく、自分の頭で受け入れるべきものかどうか判断ができる
・物事の良し悪しを本質的に捉えることができる
・受け入れたことを信じて、実行する力を持つ
僕は、そういった「しなやかさ・素直さ」を持てるかどうかっていうのは、組織の文化や環境によって大きく左右されると思っていて、自分の組織に関ってくれる人たちが「しなやかさを持てる文化の組織」を作りたいと思っているんだよね。
あくまで僕の妄想にちかい願望みたいなものなのだけどさ。
ついつい、斬れ味やパワーがあるアタッカータイプの人ばかりの組織を目指しがちだけれど、しなやかな人たちが集まった組織が最強だと思うよ。
数日前の記事だけれども。
プレジデントからYahooに配信されている記事で、マクドナルドの原田社長が仕事時間だとか効率について語ったものについて僕なりの視点でエントリを書きますです。
「ON、OFFのけじめが、クレージーな発想を生む」
午後6時以降の残業禁止は私が決めました。仕事が人生のすべてのような考え方は健全ではないからです。
だいたい、社員が長時間労働に耐えることで製品のコスト競争力を上げるというのは、戦後の復興期の政策です。これからの日本企業はインテレクチュアル・プ ロパティー(知的財産)やクリエーティビティーで差別化を図っていかなければなりません。労働時間を延ばすというのは明らかに時代に逆行しています。
そうはいっても反発はありました。それまで毎月100時間も残業してようやくこなしていた量を、6時までに終わらせられるはずがないというわけです。
しかし、アップルコンピュータ・ジャパン時代に残業ゼロを実現していた私には、それが可能だということや、そのために徹底的に無駄を排除し、スピードを上げ、密度を濃くすれば、延々と残業をしていたときよりむしろ、仕事の質は上がるということもわかっていました。
長々と引用してしまってすみません><
この記事のはてなブックマークのコメントを見ると、「ただし店舗は除く、かよ」というツッコミ派と「効率化の見本、これはすごい」みたいな絶賛派がいる模様。
この記事を引用した個人ブログの記事を見てまわっても、僕が見た範囲では、同様の反応が多い。
店舗や店長の仕事についてのツッコミを除くと、基本的な考え方や無駄を排除する手法としては絶賛されているように見えるけれど、本当に皆が思っているような良いものなんでしょうか?
僕は疑問です。
「ON、OFFのけじめが、クレージーな発想を生む」
それに、ファストフード・ビジネスというのは、わずか0・5秒で食べるか食べないかを決めるお客さんを相手にしているのですか ら、時速300キロメートルのF1マシンを運転するスピード感がなければ、し烈な競争に勝ち続けることはできません。それを社員に教えなければならないと いう思いもあったのです。
だから、絶対に無理だとは言わせませんでした。サービス残業でいいと言っても認めません。こっちは仕事の質とスピードを要求しているのですから。
なにそれ、こわい (←って言ってみたかっただけですけどねw)
この記事を読んで「ウチの会社もこういう風に」って思った経営者がいないか不安だ。
僕も業務効率化プロジェクトとかやっていたのでわかるけど、このスピード感でやるのは(嫌いじゃないけど)社員の負荷が高いんだよ。
これは明らかに社員に負荷をかける手法だけれど、この記事を見て絶賛している人たちは気づいているだろうか。
普通の会社でやったら、業務効率が落ちる or 社員が疲弊する のどちらかなんじゃないかなー。
これは、「スプリントのペースでマラソンの距離を走れ」って手法なんだよ。
原田社長が言う「時速300キロメートルのF1マシンを運転するスピード感」という言葉が全てをあらわしているけれど、誰にでもF1マシンを運転できるはずはない。
スプリントのペースでマラソンを走りきることができる人は多くない。
だから、これは優秀な社員がいること(または経営者が変態)が前提の強者の戦略なんだと思う。
普通の会社の、普通の経営者はマネしちゃダメだー
普通に考えて、残業100時間からヒトケタになって、社員は楽になっているはずがないじゃん。
社員が早く帰れるってだけで絶賛してる人なんなの><
売上げや成果物の数字・クオリティを落とさずに、仕事時間半分にしろって言われて「カンタンでーす」って言う人は少ないでしょ?
この記事を絶賛している人は、残業しないよう効率上げる考え方に共感したんだろうけど『今より少しアクセルを踏む』程度の効率アップではなく 『300km/hのF1マシンをコントロールする』ことを求められるほど徹底しているっていうことには気づいていないんじゃないかなあ・・・。
僕個人としては、この記事で紹介された手法は嫌いじゃあないんだけど、自分の組織で真似しようとは思わないかなあ。
