ウチの職場では度々、女性スタッフだけが集まって飲みにいく「女子飲み」が行われているのですが、ふと、どんな話をしているのか聞いてみたところ、驚愕の事実を知ることができたので、ここに報告します。
・・・。
男性の匂いが臭いとかセクシーだとかw
どうも、そういう話をしていたらしいのですが。
本日ご報告したいのは、そんなことではありません。
今の時期、GATSBYとかで顔とか身体とか拭いている男性社員がいるじゃないですか。
あれがダメだっていうんですよ><
これこれ。
ウチの女子スタッフだけかもしれませんけど、どうも取り出した時に一気に揮発するアルコール臭がオフィスに漂うのがイヤなんだそうです。
更に言えば、顔とかを拭いた後のペーパーを、そこらへんのゴミ箱に捨てられると、汗とアルコールが混ざった匂いがして、最高に不快だバカって思っているらしい><
人によるような気がするけれど、ウチの職場の女子からのGATSBY批判率は90%でした。
(母数は10人未満ですが)
良かれと思って使っているGATSBYが、逆に人を不快にしているかもしれませんよ。
ちなみに『汗の匂いとかに気を使ってGATSBYで拭く』という行為は割りと好意的らしいので『人のいない場所に行って拭け』という意味であって、GATSBYを使うなという意味ではないらしいので、あしからず。
(汗の匂いがした方が男性的でステキという人もいるけど、「ただしイケメンに限る」だと思われる)
あ、これは別にモテるテクニックとかではないです。
職場を円満にするためのビジネス的なTipsっていうか、まあ、そんな感じのアレですよ。うん。
前回の書いたエントリ
『今更だけどブログでのカスタマー・コミュニケーションについて語っておくか。』
・・・にマーケティングの偉い人(ということで僕の中で定義されている)smshmediaの河野さんからいただいていたコメントが熱いのです!!!
河野さんも「これ大事な話してる気がする。」とコメントされていて、多くの方に読んでいただきたいやりとりになってますので、まとめエントリ書いちゃう。
元エントリは、自社のサービスやプロダクトについて書いてくれた個人ブログに、その企業の中の人がコメントをするという取り組み(カンバセーショナル・マーケティング)についてのエントリなのですが。
そのエントリに河野さんが『ネットのおかげでせっかく繋がれた(目の前にいる)のに、それを活かさないのは愚かだってことだね。』というコメントくださったのです。
そのコメントに対してのレスで、僕が
Fujii-Yuji :河野さん、コメントありがとうございます。
やっぱり「何をいまさら」って思っていたんですねwww
まあネットに限らず、お客様側から接触をはかってくれていることに反応をするってのは物凄く刺さるでしょうね。
ただ、深く刺さる人が数十人~数百人いたとして、その影響規模とか効果とかどうなんだろうって疑問もあったりします。
そこらへんはビジネス規模によって設計すべき戦略も変わるんでしょうけども。
と、疑問を書いたわけですよ。
あ、もちろん元エントリを読んでいただければ分かる通り、僕は効果に疑問なんて持ってないですw
ただ、例えば社長とか上司がそういう視点の人だったりしたら、その取り組みに予算なんてとれないだろうなって意味だったのですが。
その僕の疑問に対して、河野さんのレスがこれ。
河野 :
効果について考えてもしょうがないと思うよ。
広告じゃないんだから。
これは感謝の気持ちを伝える活動だから、まだサポートのほうが近い。
サポートのコストを削減しろって、お客さんの話をろくに聞かずに電話を切るってのはあり得ないよね。
同じようにこれはコストの問題ではないんだと思う。
もちろんだからといって無限に浪費していいとは言わないけど、逆に言うとお礼を言う(書き込む)だけで1日が終わるくらい感謝されたいよ。
そしたらビジネスだってきっとうまくいってるはず。
広告じゃないんだから効果について考えてもしょうがない!!
なんという至言。
ステキすぎる。
でも、これ、きっと理解されにくい考え方ですよね。
「売上げとか利益に影響しないなら、そんなことしなくていい」って考え方になっちゃう企業が多いと思うから。
もちろん、そんな短期的なものを求めている取り組みじゃないのは承知しているのです。
じゃ、「カンバセーショナル・マーケティング」とは何を求めている行為なのでしょうか?
「短期的ではない≒長期的なもの」ってことであれば、『自社のファン作りのためのカンバセーショナル・マーケティング』ってことになるのですが、ここで河野さんは『効果を目的としていない』と書かれています。
それって、長期的にも(具体的な)効果は求めていないってこと?
・・・ということは、「ファンを作ることを狙う」のではなく「お礼を言いたいだけ」で、結果的にファンがつくことがあるかもしれないけど、別にそれは狙っていないってことですか。
更に僕が書いたレスはこれ。
Fujii-Yuji :なるほど。。。感謝。
(言葉の意味なんてどうでもいいけど)カンバセーショナル・マーケティングっていうくらいなので、「ファンを作る活動」として捉えていましたし、多くの人がそうなんじゃないですかねー。
企業的にも、お礼を言う活動に予算をとるのは難しいと思うです。
でも、「お礼を言う」ということを否定しているのではないです!最近は見ないですけど「お礼状」を出すのと同じってことでしょうし。お礼状を出す(書き込みする)ことに意味はあると思いますし、結果的にファンを作ることになりそうですし。
まあ、「ファンを作ることを狙う」のか「お礼を言うことによって結果的にファンが作られるのか」っていう動機の違いってことなのであれば、確かに河野さんのおっしゃる通り、後者の方が動機が不純じゃなくてw、結果もついてくる感じなので良さそうな気がしますね。
感覚的には僕も理解はしていたような気がするのだけれど、河野さんに言語化されたことによって『ファンを作る活動ではない』というカンバセーショナル・マーケティングの本質が明らかになった気がする。
ただ、それじゃ『そういう意味のカンバセーショナル・マーケティングを企業が実行する意味ってあるの?』って言われちゃうんでは・・・っていう僕が最初のコメントで書いた部分はスッキリしない感じです。
そこを更に河野さんがバッサリと斬り捨ててくれました(笑)
河野 :
たいした魅力もない人間が、ひとことふたことコメント残したくらいでファンになってもらえるわけないじゃない。
目の前のお客さんにずっと使ってもらう、そのためにわかる限りのサポートをしたり感謝の気持ちを伝えることは立派なマーケティングだよ。
難しく言えばリピート率向上なんだから。
誰彼かまわずコメント残すわけじゃないので。
見向きもしない人にアホみたいにお金をかけてるくせに、目の前にいる自社の顧客に1円もかけないのは愚かとしか思えなけどね。
これ大事な話してる気がする。
あー、もう、これって「販促してのマーケティング」の話じゃなくなってて、もっと上のレイヤーで見ているんだということがハッキリしちゃいましたよ。
Fujii-Yuji :
うーむー。。。
これはですね、その行為を「販促」と範囲を狭めてとるか「商売」として行動するかの違いだと思うのですけども。
「立派なマーケティングだよ」とのことですが、これは河野さんの言うところの『マーケティングとは何か』って話ではもありますよね。
「販促」でしかない人と「商売」として考えている人の違いというか。COO(でしたっけ?)として経営に関った方だからなのか。。。
もうね、あれです。
河野さんの考え方だと『商売人の理念』みたいな領域に入っていると思います。これ理解されにくいだろうなぁ。あ、否定してるんじゃないっすw
ただ「販促」としてしか捉えられない人には『商売人の理念』は理解できねーだろーなーっと思っちゃうわけです。
僕個人としても「販促だけ」には興味ないのです。商売の一部として考えたいので、激しく同意です。
「販促してのマーケティング」ってレイヤーで、この取り組みを語っている視点の人に、河野さんみたいに「商売」という上のレイヤーで見ている人の考え方を理解してもらうのは難しいっすよ。
多分、そのレイヤーの人には高度過ぎて理解できないwww
その「商売」という高いレイヤーでの視点を持ち続けることができる河野さんの凄さにビックリなわけですが。
商売人を自称する僕としては見習わねば( ← ちょっとくやしいw)
## ここから余談 ##
河野さんが「商売」という高いレイヤーでマーケティングについて語り、「販促」や「営業」レイヤーの視点しか持っていない人がそれを理解できなくて、すれ違ったまま議論するという光景がsmshmedia(河野さんのブログ)で発生するのを年に何回か見かけるのですけどねwww
今回、やっと、そのスレ違いが起きる原因がわかった気がしますw
いやー、河野さんウォッチャーとしてはスッキリしたっす(笑)
面白い視点でブログを書いているululunさんのブログ煩悩是道場で、
ネットでお客さんのハートをがっちり掴むたった一つの冴えたやり方
というエントリを読んだので、今更気味に僕もブログでのカスタマー・コミュニケーションについて語ってみたいと思う。
それは「有用だ、参考になった」と思う事が書かれている場所に担当者自らが出向いていって「参考になりました」とか「改善します」と自分の言葉で書くこと。
・・・という事が書かれていて、ブックオフオンラインの中の人が個人ブログにコメントをくれることや、同社社外取締役の河野さんがコメントに対してのレスポンスコメントをされたことについて書かれている。
こういった企業と個人の「双方向な」コミュニケーションがネット上(ブログ上)で行われていることは興味深い。
ところで、ちょっと前にマーケティング系・広告系のブログ界隈で話題になったのが、貝印の製品やサービスについて書かれた個人ブログに、本当に貝印の社員の方がコメントを書いていくカイタッチ・プロジェクト!っていうのがあるんですけど、この取り組みの何が凄いかっていうと、炎上を恐れないことでも手間のかかることを実行していることでもない。
語りつくされたことかもしれないけれど、カイタッチ・プロジェクト!やブックオフオンラインの取り組みの凄いところは『双方向であることこそコミュニケーション』という視点を持っていることに尽きると思う。
意外と企業はコミュニケーションが双方向でなくてはいけないということに気づかず、一方的に自分の伝えたいことを伝えて、消費者の(購入などの行動で)アクションにつながることがコミュニケーションなんだと信じていたりする(ような気がする)
ちなみに、カイタッチ・プロジェクト!は、河野さんのブログsmashmediaで書かれた「本当のカンバセーショナル・マーケティング」というエントリで紹介されてたんですけど、最初に知った時は、僕は『ふーん』って程度に感じた程度だったんですよね。
だって、それを紹介している河野さんは何年も前から、そういった取り組みをしているんだもの。
コメントやトラックバックしなくても、リファラ分析や検索を駆使して、自分のことや著書、自分が関係したサービスについて書いているブログを見つけて、コメントしているんだよね。
(河野さんヲッチャーの僕としては、それを追いかけるのも結構楽しかったりして)
「カンバセーショナル・マーケティング」というキーワードの初出は知らないけれども、河野さんはそんな言葉を知る前から、それを実行していたんだと思う(考えいた、ではなく既に行っていたのが凄ぇっす)。
このブログだって2007年末に誰も見ていないと思って(いや本当に1日に数件しかアクセスがない頃だったんだよ)「告白。河野武さま」というエントリを書いたら、何の通知もしてないのに河野さんがコメントとトラックバックをしてくれた。
それのお陰でこのブログも続いているようなものですよ。河野さんに感謝です。
カンバセーショナル・マーケティングといえば、河野さんがブックオフオンラインの社外取締役になる時の話が書かれた「ぼくとブックオフオンライン」というエントリのコメント欄。
エントリ内容とは関係なく、ブックオフオンラインの利用者からサービスについての意見が書かれていたりするのだけれど、河野さんは決して『ブックオフオンラインのサイトへどーぞ』なんて言わず、丁寧に対応されている。
対応できる量を超えてないから何とかできる、みたいなところもあるんだろうけれど、これはなかなかできることじゃないよ・・・。
やったことのない人には想像つかないかもしれないけれど、顧客とのコミュニケーションで、逃げない・面倒がらないってことを実践するのは凄く大変なんですよ。でも、河野さんはしっかりと対応されている。
さすがコールセンター出身。
お客様相談窓口の責任者もやっている僕が見ても流石と思うような対応もしていたりして、うむむと唸ってしまうのです。うむむ。
それを考えれば、冒頭で書いた煩悩是道場の「お客さんのハートをがっちり掴むたった一つの冴えたやり方」を実行したいと思った企業があっても、企業側に高いリテラシというか作法みたいなものを理解している高いコミュニケーションスキルとかリスクを見通す能力みたいなものを持った人材が必要なので、なかなか実行に移せる企業が少ないのかもしれないなあと思ったりするのです。
[雑文注意www連打w]
唐突に思い出したので、もう何年も前のことだけれど僕がアジアを放浪していた時の話をします。
ガンジス河とか、オールドデリーの喧騒を眺めながら恍惚とした面持ちで若い日本人旅行者が言うのです。
『インドには何でもある。日本の失ったものがある、ここは素晴らしい』と。
そして、それを見たインド人は不思議そうに僕に言うのです。
『日本に生まれた君たちはラッキーなのに、それを分かっていないのか?日本にいるだけで生活に困らないくらい金を稼げるし、テレビを見られる。乗りたければ自動車やバイクにも乗ることだってできるのに。』
僕は若い日本人旅行者に質問をします。
『そんなにインドが素晴らしいと思うのなら、ここに職を見つけて、ここに住んだら良いよ。』
若い日本人旅行者は言うのです。
『半年でビザが切れるので、そうしたら日本に戻って半年バイトをして、また来ます。』
どうやら彼は本能で自分がラッキーだって知ってるみたいでした。
やれやれ。
今日は、ちょいと[雑文注意]なことをダラダラと書きます。
僕が(本業とは別に)企画とかホンのちょっと関らせていただいている某社の社長が、感情を表に出さないこと、家族にも誰にも苦しそうな面を絶対に見せないことを大事にしていると言っていた。
実は、その「鋼のハートを持て」みたいなのに違和感を感じている。
個人的に考え方は嫌いじゃないし、最終的には「ひとりになっても戦うぜ」みたいな気概は絶対に必要。
それは間違いない。
僕自身もタフであることを大事にしてきたところもあるんだけれど、でも最近は「タフであるだけではダメだ」と思うようになったんだよね。
あ、その社長がどーのーこーのって話じゃなく、割とそういうリーダーって多いよなーって話です。
いや、過去の自分もそうだったんだけどさ。
鋼のハートであることは本当に自分ひとりになったときの最終兵器なんだし、それを前面に押し出して感情を殺せ・・・って強迫観念みたいに思うんじゃなくて、社員をパートナーとして信じちゃっていいんじゃないかな。
それは、とても勇気のいることだし、人を巻き込むのは怖いことかもしれないけれど。
自分ひとりではできないことを成せるようになると思うんだよね。
まあ、そういうタイプのリーダーは『鋼のハートと信じる心は両立してるよ』って言いそうだけど(過去、自分もそう言っていた)、感情を殺したりしているうちは、両立しているとは言い難いんじゃないかなあ。。。
困ったところを見せないようにして、感情を押し殺した『鋼のハート』で勝負するよりも、 『助けて』って言えば助けてくれる社員がいるチームを作ることの方がきっと簡単だし、効果も出やすいし、社員も幸せな気がするよ。
まあ、僕が勝手にそう思ってるだけかもしれないけど、多分そうなんだと思うよ。
(経営者の苦悩っていうのは、僕には計り知れないのかもしれないけどね。社内ベンチャーも持っているので、普通のサラリーマンよりは理解しているつもりなんだけれども)

食事処を求めて24時過ぎ深夜の藤沢を徘徊していたら、前々から入ってみたいと思っていたZARUBAKU -笊麦-が深夜2時まで営業になっていたのでメシ食ってきました。
割と美味しい蕎麦を出す創作ダイニングバーという話だったのですが、24時閉店だったので、なかなか行く機会がなかったのです。
店内はイマドキっぽい雰囲気。
こういうの落ち着くわー
死ぬ前に食べるものは蕎麦と決めている僕としては、蕎麦のお味はマアマアかな・・・と一瞬思ったけど、よく考えれば遠出せずに(しかも深夜に)このクオリティの蕎麦が食べられるってのは超ステキなことですわ。
あ、あとダシ巻き卵が美味い。
かなり美味かった。また頼もう。
今回は蕎麦の味を知りたかったので、ざる蕎麦を頼んだんだけど、「蕎麦のカッペリーニ」という謎の料理があるので、それも次回挑戦してみたいところ。
それにしても営業時間が延びたのが嬉しすぎる。
姉妹店のイタリアンバール1173にも近々行ってみよう。
ワークフローやシステムを作っていくにあたり、いつも悩むことがある。
ミスを減らし、クオリティを上げようとした時は、属人度と汎用度のバランスを考えなくてはならない。
職人芸のように属人度を上げていくと、(育てば)素晴らしいクオリティになるけれども、代わりが効かなくなる。
人が育ちにくくなるし、育つまでの時間を通してみるとコストも高い(ことが多い)。
その人が一生その仕事していてくれるなら良いけど、退職するかもしれないし、辞めなくても昇進して現場にいられなくなる危険性wwwがある。
現場の人が育っても、安易にマネージメント層に引上げられなくなるのは組織として脆弱かもしれない。
逆に、誰にでもできるようにマニュアル化したりシステム化したりしていって、汎用度を高めすぎると、マンパワーが発揮されなくなって、「誰にでもできるレベル」にしかならない。
これを安易に求めすぎている組織は、クオリティが上がらない。
マクドナルドみたいなのは稀有な例なはずなのに、システム化することは素晴らしいことで、どんな職種にでもマッチすると勘違いしている人は多いような気がする。
これって、どんな組織を作るか考えたときにどこでバランスバランスをとるかがとても大事なことなんだけども、割と安易にマンパワーに頼ってみたり、安易にシステム化に走ったりするよね。。。
うーむー
WebSigでスピーカーさせていただいた事について連打でエントリ書いちゃうと調子のってるみたいに見えるだろうから、自重しようかと思っていたけど、ちょっと気になることがあるので書いちゃう><
えー、ご参加いただいたIdentity Not Foundさんの感想エントリを読みまして。
WebSIgにくる発注者って"偏って"いるし、制作サイドは発注側の限られた声しか聞けなくて収穫少ないんじゃないの?って意見もあったんだよ、と。
なるほどー。
そういう意見もあるのね。。。
話した人間としては参考になりますです。
もうちょっと発注サイドの人も来るかなーと思ってたので、発注者よりTipsみたいにしちゃってたからなあ。
Web屋さんのお役に立つ話を意識すればよかったかも。うむむむ。
でも、その感想を言った方が聞きたい『偏りのない発注者の声』ってのは、どんなモノなんでしょうか。。。
ちょっと前のエントリだけど、同じくIdentity Not Foundで書かれてたことは僕の思う「偏りのない発注者の声」に近い気がするかな。
クライアントはまず、何がわからないのかすらわからないんだ。
何ができるのか、
何をしたらどんな効果が見込めるのか、
それにはいくらかかるのか、
何をしない方がいいのか、
自分が何を提供しなきゃいけないのか、わからない。
それこそ Web屋自身が自分らの必要スキル多すぎって泣き言をいうくらいだから、 クライアントはさらに雲をつかむような話に感じてる。だから攻めの姿勢であれこれ聞いて、一生懸命ほじくりだして探り当てて、我々にも見えるようにしてくれ。
それがきっと、コミュニケーションとかいわれてる奴なんだと思う。
その感想をもった方が聞きたい『声』とは違うかもしれないけれど、「偏りのない発注者の声」って、こんな感じなんじゃないかと思います。
でも、それなら発注側の話を聞くよりも、片山さんの話にあったような「コミュニケーションロスを減らす技術」みたいなのを詰める方が良い結果に近いとおもうのですよね。
そして、「何がわからないのかすらわからない」に対しての製作者サイドがすべきことの答えは、片山さんが語ってくださったと思うのですが、如何なもんでしょか。
# 当日使ったスライド公開しますた。
前回のエントリで書いた通り、何者かの陰謀か、または何かの間違いにより、僕みたいな特別感の薄い人間がスピーカーとして招かれてしまったので、6月6日のWebSig会議「ストレスフリーのWebプロジェクト ~Web担当者に出来ること、制作会社に望むこと~」で話をしてきた。
Web制作サイドと、発注者サイドのギャップを埋めるためのコミュニケーションについて、それぞれの視点から話をするってことで、そこの発注者サイドの話を僕が担当したわけです。
制作サイドの話をされたのは、ネットイヤーのプロジェクトマネージャー 片山さん。
片山さんとは2006年7月のWebSigにたまたま参加していて、二次会でたまたま同じ席だった以来、ちょこちょこ話をするような間柄だったのですが、そんな僕と片山さんがタッグで講演することになろうとは。いやはや。
■片山さんはロジカルだが熱い!
片山さんの講演内容は、以前に僕も紹介している「担当者のコトバに振り回されるな! ~1から10を読み取るロジカルコミュニケーション~」をWebSig用にバージョンアップされたもの。
公開資料は studio room134 からどぞ。
すげー勉強になる。
銀行のデータらしいんだけど、サービスに対して「感情的満足を感じている人」の解約率は低く、「理性的満足を感じている人(例えば金利だとか数値的な満足)」と「不満を感じている人」の解約率は、ほぼ同じらしい。
だから、Web製作者が、頑張って「これは良いものです」と理性的な満足をアピールするよりは、Web担当者の感情満足に訴えかけていきましょうよ、と。なるほど。
それから、「オーダーメイドに慣れている人はいない」という話も、すげー印象的だった。
例えば服をオーダーする際に、何もない部屋で「どんな服を作りますか」と言われて、パッと答えられる人はあまりいない。
ユニクロみたいなカジュアルなのにしますか、とか例や選択肢があると選べる。。。なるほどなるほど。
あと、「言われたものを作って、言われた通りに修正を繰り返すのは、ただのオペレーターでしかない」というのも片山さん、カッコイイって思った。
その後は、ロジカルかつテクニカルなコミュニケーションについて色々と語られます。
ユーザのことを考えるのも大事だけど、担当者のことも考えていくとコミュニケーションが上手くいくよねって話です。
で、担当者のことばっかり考えてて全体のレベルが下がったらお話にならないので、担当者目線を持って局所最適化からスタートしつつ、段々と全体最適に向かっていきましょうねってフォローも入ってた。流石。
(それ以外の手法とかは僕が解説するよりも公開資料を見る方が理解できそうなので割愛)
んで、最後に片山さんが仕事をしているの心がけを10個挙げて終了。
その10個はこんな感じ。
1.コトバに反応するのではなく、何故その発言に至ったか考えること
2.行動を予測する、どういうリアクションが返ってくるか考えること
3.期待しないこと
4.リスクを減らす努力は怠らないが、何か起きたときの対処は常に考えること
5.期待値を上げすぎないこと
6.精神的に追い詰められないようにすること
7.自分たちのゴールと担当者のゴールを明確にする
8.どうしたら担当者が出世するか考えてみること
9.コミュニケーションコストを見積もること
10.遠い誰かではなく、今目の前にいる人に何をしてあげたら喜ぶか考えること
本編はコミュニケーションテクニックの話をロジカルにしているのに、「心がけ」は熱い!!
片山さんってクールな感じなのに熱い人だよなーと改めて思うのでした。
ちなみに僕のマトメた「心がけ」との対比が面白いのですが、それについては、このエントリの下の方で書きます。
■俺のターン!
次はフジイの話す番です。
一応、前日に軽くリハしたのですが、笑いがとれたことで調子に乗って、かなり時間オーバーして喋っちゃった。
すみませんでした><
内容は、僕の失敗談というか、発注して残念な感じになった時の話をして、それの傾向と対策を話しました。
制作会社さんの悪口みたいにならないように、「Web屋さんに気をつけてほしいこと」と「Web担当者がこれに気を使えば回避できたのに」みたいな感じで話をしてみたよ。
スライドを作る時間がなかった関係上、図表とか画像とかなしで、文字だらけのスライドになっちって格好悪かったんで、顔文字とか入れまくってみた(笑)
これが後々フジイ メソッドとか呼ばれるように・・・ならねーなwww
PDFで見たい方はこちらからどーぞ(549KB)
とりあえず、参加者の方のうち、僕のブログを読んだことある方の数を確認したら、結構な数の人が読んでくれていて、すげービックリした。つか、嬉しくて死ぬかとオモタよw
※ここらへんでテンション上がりすぎる。
とりあえず、ツカミとして
今日のお題は"ストレスフリーのWebプロジェクト"
これは、前半の片山さんの話を聞いてて、答えは出たと思っています。
つか、もう、片山さんに発注すればストレスフリーってことでいいですよね?
・・・みたいな出だしで行ってみたら、笑いがとれたんだけど、
でも、片山さんの会社は、高そうだからなー(笑)と、落として、また笑いをとってみたり。
いや、ぼくはWeb担当者視点でのコミュニケーションについて話をしにいったはずだったんだけど、どうも笑いをとりにいってしまった。悪い癖だな。
まあ、それは半分冗談なんだけど、コミュニケーションとか管理コストがバッチリ金額に乗っている制作会社さんには発注したくてもできないWeb担当(つまり僕)が、コミュニケーションと努力で何とか上手くやる(笑)には、どうしたら良いのかってところをお話してきました。
失敗談を並べて、Web屋さんにお願いしたいことと、Web担ができることを整理していく、、、みたいな進め方だったんだけど、Web屋さんが悪口みたいな取り方をして気を悪くしないかヒヤヒヤしながら話をした。
まあ、どちらかというと「あー、あるある」とか「そんなことあんの?」みたいな笑いがとれたので、良かった。
(あ、笑いにこだわっているわけではないです。ちゃんと真面目な話もできますよ><)
で、まとめに僕が気をつけている「Web担当(発注者)16個の心がけ」を紹介。
1. 見積り前に依頼の内容を文章化しておく。
※ちゃんとRFP(提案依頼書)書くことで、ボンヤリしていたものが文章化されてまとまっていきます。
2.発注前にワークフロー全体について説明を受ける。
※「プロジェクトの設計」が意識されているかどうか確認するため。
※ワークフローって言ってるのにスケジュールの話されたら危険かも。
3.見積りに含まれるもの・含まれないものを見切る!
※「同じもの」が見積られることなどない。
※見積書が10枚あれば、それはすべて中身が違う(見積りのためだけに詳細設計フェーズがとれ時は少し違うけど)
4. 「この金額内で何でもやります」など極端な言葉は信用しない。
※相手に期待しすぎない。
5. どういった時に追加コストが発生するのか明確にしておく。
※見積りの金額に入っているのは、ここまでですよね?という確認作業をしておきましょうねって意味です。
6.契約書重要。
※契約書のタイトルを業務委託契約書にするか売買契約書にするかだけでも、代金の意味が「工数の価値」と「納品物の価値」という違いが出る。やってほしいことは大抵は契約書で表現できる。
※契約書関係の業務は結構クリエイティブで楽しい!って話したかったけど時間なくてできなかった。
※契約書の読み合わせをすると理解と覚悟の深さが違うって話をしたら、懇親会でアルファサードの野田さんから「刺さりました」って言われて凄く嬉しかった。
※もちろん、契約書を盾にするとイイことはない。そういう使い方にならないよう注意は必要。
7. 「マイルストーンと決定・承認プロセス」を明確にして共有。
※意外と面倒がられるよ><
※質疑の時間で「管理ツールは?」って聞かれて焦ったw
今まで導入提案を(こっちから)何度もしてみたけど、いつも断られるw
片山さんの会社でも「クライアントとはメールベースです」ってのは意外だった。
8.「意外とプロジェクトは管理されていない」と、考えておく。
※任せて投げずっていうか、プロジェクトマネジメントのチェックがWeb担の仕事。
9.製作のプロは、ヒアリングのプロとは限らない。
※発注側が出せる少ない情報で全てを見通せる制作会社なんてない(そんな超能力者いない)
※あー「制作のプロは、コミュニケーションのプロとは限らない」にすればよかった><
※超能力者ではないので、モノは伝えないと伝わらない。人間が人間にモノを伝えるのは本当に難しい。
※相手(制作サイド)に求めるのではなく、発注者側から足りない情報を埋めていく努力が必要、という意味ですが、グループワーク時に「ヒアリングのプロを寄こせって意味ですか?」って聞かれて、あららっと思いました。
10. 「目的を伝えている」と「手段を伝えている」を意識して使い分ける。
※目的にさほど影響しないパーツとか色とか手段を気にしだすと先に進まない。
※逆に目的に影響度の高い手段が軽視されたりすることもあるので、手段は丸々任せるのも微妙。任せられる相手であれば良いけれど。
11.社内調整に必要な時間を読んで、制作サイドに伝える。
※制作側も状況が変わる。時間を読むのに必要な制作側から情報を引き出すことも必要。
※時間を読むだけで伝えてないってWeb担は多そう(もちろん自戒もこめて)
12. 社内調整はWeb担当の重要な仕事。
※社長や上司の一言でひっくり返ったりするのはWeb担の仕事に問題がある・・・仕方ないときもあるけどw
※もちろん目指すゴールのために仕方ないこともあるけれど、社内のことで取引先に迷惑かけるのを当然のように思ったらイカンですよね。
13.理由や説明を求め続けること。
※例えばできないと言われたら「技術的に」「コスト的に」等できない理由を明確にしてもらう。
※そこから素晴らしい代案が生まれることは多い(重要)
14.発注側の発言で何が起きるのか、よく考える。(or 伝える)
※自分や社長の気軽な発言が、スケジュールやコストに大きく影響することもある。
※そこまで影響するなら別にやらなくてよかったよぅ・・・とかね。
15. 「運用まで考えてもらう」ために伝えるべき事を考える
※制作側に「運用まで考えて作ってよ」って思っているWeb担は多いわけですが、そのために伝えるべき情報が沢山あるのでは。
16. 「言ったじゃないですか」ではなく「ここに書いてあります」 にする。
※発注サイドは発言ドリブン、制作サイドはドキュメントドリブンに陥りがち。
※発言録とか議事録をとると、発言+ドキュメントってことで折り合いつくよ。
これ、もちろん発注者(Web担当者)のために作ったんだけど、残念ながら、、、いや予想通り(笑)、Web担当者は参加者全体の一割くらいしかいなかったんだよね。
(あ、でも Identity Not Found の中の人と( ・∀・)人(・∀・ )Web担ナカーマな感じで盛り上がったよ。ちょっとブログの文章と印象が違った方でビックリした。今度メシでも行きましょうw)
まあWebSigのイベントは制作サイドの人が多くなっちゃうだろうとは思ってたけど。
Web担当が集まるイベントでリベンジしたいな (誰か呼んで><)
■明日から心に抱く格言。
第二部は、グループワーク。
僕と片山さんの「心がけ」を元に、明日から使える「格言」をグループで話し合ったりしてた。
そこを僕と片山さんがウロウロして、話を聞いたり、質問されたりする感じ。
面白かったよー。
片山さんの「どうしたら担当者が出世するか考えてみること」についてテーブル各地で「出世必要かー?」とか「その人が出世するかどうかは、その人の努力じゃね?」とか聞こえてきて、ちょっと笑わせていただいた(笑)
いや、まあ、出世ってのは、あくまで一例で、「プロジェクトの先にある発注者個人の喜びも視野に入れよう」って意味だったはずなんですが、「出世」って言葉のインパクトが強いのかな。
まあ、聞いてくれた人の頭に残るならいいのか。
んで、時間なくて話できなかったんだけど、面白いなーっと思ったことが。
片山さん(制作サイド)が、話す内容はロジカルなテクニックなのに、「気をつけなきゃ」と思っているのは非常に概念的というか『気概』の部分なんですよね。
逆に僕(発注サイド)は、話した内容って、気持ちブチ撒け系な話だったんだけど、上記の通り、気をつけようと思っている「心がけ」は具体的なことだったりする。
多分、ここにお互い「足りていないもの」を「埋める」ヒントがあるんじゃないかな・・・!
■懇親会。
懇親会では、 Identity Not Foundの中の人や、アルファサードの野田さんと色々とお話をした。
ここでは書けないような話も(笑)
ここからはWeb系の話ではないのだけれど、アルファサードの野田さんは、ご自身のブログの中で、会社の経営方針(組織の作り方)について
「拡大指向」ではない
と、いうようなことを度々書かれていて、気になる人(笑)だったので、組織作りの考え方について質問をさせてもらったりした。
拡大せずに成長させる(または社員の入れ替えを最小限のままビジネスを維持し続ける)っていうのは、むしろ拡大路線よりも絶対に難しいことだと僕は考えていて、それについて教えてもらったり。
(気が向いたら、これについて色々と書くかも)
■お金を払っている人の前で話をするということ。
最初は、僕をスピーカーにするという陰謀に 「何いってんの???」 と思ったけれども、70人(くらいだよね?)の前で、色々と話をするってのは、すごいエキサイティングな経験でした。
僕のグダクダ話を聞いてくださったご来場の皆さん、本当にありがとうございます。
懇親会とかで「面白かったです」って言っていただけたのは感動です。
また、このような機会を与えてくださったWebSigモデレーターの皆さん、本当にありがとうございます。
心配なのは、この手のイベントの中では安いとはいえ、お金をいただいているイベントで、僕みたいなシロートの話でよかったのかってこと。。。
僕なりに対価分の価値を提供する努力はしたつもりですけどね。
お客さんはどう思ってたんですかね?
ドキドキ。
僕がちょこちょこ参加させていただいているWeb業界の勉強会的イベントWebSig会議が、6月6日にあるのですが、スピーカーとしてしゃべることになったっぽい。
第23回WebSig会議
「ストレスフリーのWebプロジェクト ~Web担当者に出来ること、制作会社に望むこと~」
今回のWebSig会議は、Web担当者とWeb制作者の円滑なコミュニケーションについて考えます。
(中略)
本イベントでは、トラブルの原因となっていると思われる、Web担当者とWeb制作者のギャップを埋めるためのコミュニケーションについて、それぞれの視点から考えていきたいと思います。
第1部では、Web担当者とWeb制作者、それぞれの立場から体験談を交えたお話を伺います。
第2部では、1部の内容を受け、グループワーク形式で「具体的に何ができるのか?」を全員で考えていきます。
■第1部スピーカー
○Web担当者
フジイユウジさん
オートバイ関連企業でWeb担当、販売企画など多岐にわたる業務を担当
フジイユウジ::ドットネット
○Web制作者
片山良平さん
ネットイヤーグループ株式会社 SIPS事業部 UXDグループ プロジェクトマネージャー
studio room134
どうも、この前に書いた片山さんの公開資料を紹介したエントリが発端になってイベントが決まったみたいなんだけど、なんで僕みたいなのまで喋ることになったのかは謎です。謎すぎる。きっと陰謀だと思います><
まあ、僕が滑って、片山さんが全部もっていくって流れで行く感じで設計しています。うそ。
まあ、僕のWeb担経験で発生したトラブルとか残念な話をダラダラ語ります。
あ、参加費は3000円だって。
オマエの話を聞くのに3000円払えねぇよって思う方もいるだろうけど、片山さんの話はきっと7000円くらいの価値があるので差し引き4000円もお得ですよ、奥さん[謎]
